シンガポールで英語テスト TOEIC、英検、TOEFL、IELTSを受けよう!

こんにちは! リーラコーエン シンガポール リサーチャーのShihoです。

進学や就職・転職などを考えた時、英語力を測るテストを受検する方も多いのではないでしょうか。

特にシンガポール国内での転職や、お子様の進学受験を控える方にとってはより身近なものかと思います。
 

そこで今回はメジャーな英語力テストである英検、TOEIC、TOEFL、IELTS、これらの試験の概要と、シンガポール国内での受験法についてまとめます。

これからテスト受験をお考えの方にとって、ご参考になれば幸いです。

※掲載情報は、2024年7月時点での情報です

 

【目次】
1. 【就職・転職に】TOEIC
2. 【日本への進学に】英検
3. 【海外への進学・留学に】TOEFL
4. 【海外への進学・海外移住に】IELTS
5. 最後に

 

1. 【就職・転職に】TOEIC

社会人の英語スキルを測るのに日本で最も認知されているテストといえば、TOEICで異論はないかと思います。

TOEIC(Test Of English for International Communication)の名称通り、ビジネスパーソンが国際的に意思疎通をする能力を測るための試験です。
 

TOEICは大別して2種類あり、「リスニング & リーディング(L&R)」と、より能動的な能力を測る「スピーキング &ライティング(S&W)」がありますが、受験者のほとんどが前者のL&Rではないかと思います。

L&Rはリスニング100問、リーディング100問の計200問で構成され、満点は990点となります。
 

シンガポールではConnectereという会社が代理店としてTOEICテストを運営しており、L&Rテストは月2回、隔週土曜日の午前に実施されています(S&Wは月1回)。

一回の受験費用は128シンガポールドル(以下、SGD)で、これに加えてオプション次第で追加料金が発生します。

受験の申し込みは受験当日の8日前までにすればいいので、約1ヶ月前までに申し込みしないと受けられない日本よりは気軽に受験できる点がメリットです。

私も一度来星してから受けたのですが、厄介なのは、会場などの詳細が受験の数日前にならないと発表されないことでした。

詳細はEメールで届くのですが、届くまではチョット半信半疑でした(会場はMRT Buona Vistaから徒歩約10分の距離の場所でした)。

 

Connectere Singapore(TOEICのシンガポールでの正規代理店)
 

 

2. 【日本への進学に】英検



お子様の日本での中学、高校、大学受験を控えておられる方にとっては、英検受検も視野に入れておられることと思います。

英検(実用英語技能検定)は日本国内で幅広く活用される英語テストで、主に進学のタイミングでよく使われます(他、通訳士や公務員試験などにも活用されているそう)。

5級から1級までの7段階にレベルが分けられています。

 

その英検、ここシンガポールでも受検することができることはご存知でしょうか?

英検は本会場と呼ばれるものはアメリカとイギリスに限定されてるものの、準会場認定を受けた場所であれば、上記2ヶ国以外でも現地で受検することができるのです。

シンガポールでは日本人会と、進学塾のさつき学園シンガポールが、その準会場となっています。

準会場で受けられるのは5~2級までで、準1級と1級の受検希望者は日本に行くしかありませんが、それでもシンガポール在住者にはありがたいですよね。
 

なおシンガポール日本人会経由で受けるには、日本人会会員である必要があります。

お子様が受検する場合には、そのお子様自身も入会しているようにしましょう。
 

英検は基本、年に3回のみの開催です。

このことからも、進学目的といったタイムリミットがある場合には計画性もポイントです。

これとは別に、日本国内で受けられる英検S-CBT(コンピューター試験)であれば自由に週末に受けられるので、一時帰国のタイミングで気軽に受けてみてもいいかもしれませんね!
 

★2024年度のスケジュールは6月(済)、10月、2025年1月です

 

シンガポール日本人会 英検ページ(受検会場は日本人学校クレメンティ校)

さつき学園シンガポール 英検ページ
(こちらは日本人会会員や、通塾者でなくても受検可能のようです)
 


3. 【海外への進学・留学に】TOEFL

上のTOEICと英検は、実は英語圏ではほとんど知られていません。

一方で、TOEFLと、このあと触れるIELTSは、より国際的認知度の高い英語力測定試験です。
 

アメリカのETSという機関が主催するTOEFLは世界13,000を超える学術機関で正式にスコア活用がされています。

TOEFL iBT(コンピュータ―試験)は、4技能(読む・聞く・話す・書く)の能力を測定するテストで、各30点×4技能の合計120点満点です。


ここシンガポールでも受験可能で、週末を中心に月2~4回の頻度、会場も様々な場所の用意があります。

注意したい点は、認定スコアとして提出したい期限の2~3ヶ月前には受験しておく必要がある点と、取得スコアには2年の有効期限があることです。

このことから、計画的に受検スケジュールを検討しましょう!

条件を満たしていれば、自宅での受験も可能のようですよ(24時間/週4日可能)。

なお、シンガポールの受験には270SGDがかかります(その他オプションで追加料金発生)。


TOEFL総合サイト
ここから受検国を指定、日、会場を指定します
 

 

4. 【海外への進学・海外移住に】IELTS

イギリス発の英語試験であるIELTSは、海外進学だけでなく欧米圏への移住を目指す方にとっても馴染みのある英語力測定試験です。

従来であれば、アメリカへの進学ならTOEFL、それ以外の英語圏への進学ならIELTSというイメージが定着していましたが、現在ではTOEFL / IELTS共に受け入れ可能な国・学術機関が増えていますので、あとは個人の英語力に基づく好みや相性といったところでしょうか。

IETLSには進学目的の「アカデミック」、就業・移住目的の「ジェネラル」という2種類のモジュールがあって目的別に使い分けがありますが、双方とも英語4技能を測るテストです。

IELTSは、TOEICやTOEFLのような細分化されたスコアではなく、レベル別に上の9から下の1までに分けられるバンドスコア表記で、一目で英語力のめやすが測れます。

例えばオーストラリア移住には「ジェネラル」バンドスコア6.0以上が必要、英語圏の大学・大学院進学には」「アカデミック」バンドスコア6.5以上が最低条件といったように、明解なスコア基準が定められています。
 

ペーパー試験・コンピューター試験・オンライン試験といった方式があり、シンガポールでは島内に4ヶ所あるBritish Council、もしくはIDPという機関からも試験提供されています。

試験会場によって開催の頻度は異なるようですが、MRT TE線Napier駅付近のBritish Councilであれば試験はほぼ毎日開催されています。

どのタイプの試験を受けるかによって変動しますが、最も一般的な受験タイプで受験費用は378SGDです。

一回の受験でもなかなか気合の要る金額ですね…!

 

British Council IELTS総合ページ

IDP IELTSページ

 

5. 最後に

シンガポールで受験の機会がありそうな英語力試験の概要と、受験方法などについてまとめました。

シンガポールでの求人によく見られる、人物要件欄の「ビジネスレベルの英語力」「日常会話レベルの英語力」といった表記はあくまで基準の目安です。

シンガポール転職では、職場で上司・同僚、クライアント・外部委託先などとどれだけ英語でのコミュニケーションがとれるかという点が最も重視される点であり、これら英語テストにおいてどれだけスコアを取ったから内定が保証される、といったものでもありません。

ただ、英語能力の取得級やスコアがレジュメに記載されていれば、だいたいの英語力を一目で推し測る目安になるのも事実。

高スコアであればあるほど、取っておいてきっと損にはならないはずです。
 

また、明確な目的はなくとも、自身の現在のレベル感を知るためのテスト受験という考え方もあると思います。

いずれにせよ、シンガポールに来てからの英語力向上の成果を見てみたいものですね!

これらの情報が、英語力試験の受験をご検討されている方に役立てば、嬉しく思います。

 

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