シンガポール動物園でおなじみ、マンダイ・ワイルドライフ・グループの開発計画を大解剖
こんにちは。
リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。
新型コロナウイルス感染症対策による入国規制も緩和され、街中では観光客を見かけることも多くなってきましたね！
さて、シンガポールで家族連れを中心に人気の施設と言えば、シンガポール動物園をはじめ、バード・パークやリバー・ワンダーズなどの屋外施設を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
中でもつい先日、リバーワンダーズでは昨年生まれたパンダの赤ちゃん「叻叻(ルールー)」がお披露目され、その愛くるしい姿を一目見たい人で、連日大賑わいだそうです。
実はこれらの施設はすべて、マンダイ・ワイルドライフ・グループが運営を行っています。
昨年の10月に企業のリブランディングの一貫として旧名「ワイルドライフ・リザーブ」から改名し、現在の名前になりました。
先程ご紹介したリバー・ワンダーズも、このタイミングでリバーサファリから改名されたものです。
マンダイ・ワイルドライフ・グループは今後も動物と自然の保護を第一優先に、皆が楽しめるサステナブルな施設の活性化を行っていくとしており、これから様々な施設の生まれ変わりを予定しています。
そこで今回は、このマンダイ・ワイルドライフ・グループが進めている開発計画について、詳しくお届けいたします。
【目次】
1.「マンダイ・ワイルドライフ・グループ」とは？
2.新パーク「レインフォレスト・ワイルド」の建設
3.バードパークの移転
4.大型リゾート「バンヤン・ツリー」の建設、オープン
5.その他の変化点
6.最後に
1.「マンダイ・ワイルドライフ・グループ」とは？
マンダイ・ワイルドライフ・グループは、シンガポール動物園、ナイトサファリ、リバー・ワンダーズ、そしてバードパークの運営管理をしている企業です。
また、現在の動物園、ナイトサファリ、リバー・ワンダーズのある敷地はマンダイ・ワイルドライフ・リザーブと呼ばれており、この敷地内におけるすべての環境及び生物の保全に取り組んでいます。
それだけではなく、一般の生き物の多様性や野生動物の研究にも取り組んでおり、シンガポールだけではなく東南アジアの団体とも連携して活動を行っているそうです。
詳細はホームページをチェックしてみてくださいね。
それでは今後の開発計画について、順番にご紹介します。
2.新パーク「レインフォレスト・ワイルド」の建設
これまでの4つの施設に加え、「レインフォレスト・パーク」という全く新しいパークの建設が予定されています。
その名前のとおり、レインフォレストをテーマに、より動物と自然との調和をコンセプトにした体験型施設になるそうです。
また、施設内には国内で怪我を負った野生動物の保護および治療、リハビリを行う大型施設を設置することも明らかになっています。
写真は5月現在の工事の様子です。
来年中のオープンを予定していましたが、新型コロナウイルスによる影響で工事が遅れ、2024年中に延期されることになりました。
3.バードパークの移転
1971年のオープンから多くの人に愛され、現在ジュロン地区にて営業を続けているバードパーク。
今年中に場所をナイト・サファリの隣に移転して再オープンを予定しています。
2016年に移転が発表された当初は2020年中を予定していましたが、こちらも新型コロナウイルスによる影響で工事が遅れ、今年中を目指すことになりました。
飼育されている絶滅危惧種を含めた12,000羽のお引越し、想像しただけで大変そうですね！
新施設の全貌は明らかになっていませんが、5月現在も大掛かりな工事が進んでいるようです。(写真は2022年5月現在の様子)
なお、名前は「ジュロン・バードパーク」から一変、「バード・パラダイス(Bird’s Paradise)」として再オープンの予定です。
4.リゾート「バンヤン・ツリー」の建設、オープン
もう1つの大きな発表は、なんと世界各地にリゾートを展開するバンヤン・ツリーリゾートの建設です。
来年中のオープンが予定されています。
動物園の敷地の隣の自然豊かな場所に建つ338部屋のエコフレンドリーリゾートになる予定で、通常のホテルと比べ、40%減のエネルギーで運営をまかなうそうです。
また、部屋の下を動物が通りやすいよう地面と部屋の間を開け、木の上に建つよう設計された部屋の一つ一つはまるでツリーハウスのよう。
都心からおよそ30分で、自然の中でリラックスできるリゾートのオープン、待ち遠しいですね。
5.その他の変化点
ここまでご紹介したもののほかにも、新たな施設の建設や再開発が進んでいるそう。
マンダイグループが昨年10月に行った記者会見では、管理する雄大なマンダイ・ワイルドライフ・リザーブ内を散策できるトレイルがオープンすることが明らかになりました。
また、来年中には動物園の中の子ども用ゾーン「Kidzworld」がもっと子どもと動物の距離が近く、楽しめる最新のテクノロジーと自然が融合した施設に生まれ変わるそうです。
ますます家族連れで賑わいそうですね！
6.最後に
今回はシンガポール動物園などの運営を行うマンダイグループの大規模開発計画について詳しくお届けしました。
本情報は2022年5月現在の情報で、今後変更される可能性がありますが、動物や周囲の環境保護にこだわりながら、より人々が楽しめる施設へと進化を遂げる姿、今から楽しみですね。
現在シンガポールに住んでいる方や、これからご旅行で訪れる予定のある方へのご参考になれば幸いです。
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