シンガポールで日本の映画を楽しもう!日本映画祭2024とは

こんにちは。

リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。

シンガポールの邦画ファン必見のイベントと言えば、毎年この時期に開催される「日本映画祭(Japanese Film Festival)」ではないでしょうか。

今年2024年の日本映画祭は9月26日から今月10月20日まで開催されており、すでに会場は多くの人で賑わっているとか。

今回は、そんな映画祭について詳しくご紹介するとともに、シンガポールで親しまれている映画文化や、映画館事情についてまとめてお伝えいたします。


【目次】
1.日本映画祭「Japanese Film Festival」とは?
2.注目すべき上映作品
3.シンガポールで映画を観よう!映画館事情
4.最後に


1.日本映画祭「Japanese Film Festival」とは?

1983年に初めて開催されて以降、シンガポール日本映画祭はシンガポールで最も歴史ある国別映画祭として親しまれています。

単に映画の上映するということのみならず、日本の映画文化をPRするイベントとして毎年伝統的な名作から最新の作品まで、幅広いジャンルの邦画が上映されます。

今年2024年は「継承」をテーマに、31本の映画が7つのプログラムに分けて上映されており、会場はShaw LidoやThe Projectorなどが使用されています。

最近では、単なる映画上映に終わらず、日本映画の魅力を深く学べる貴重な機会としての役割を担い多くの人々からの支持を得ているイベントです。


2.注目すべき上映作品

さて、今年はどのような名作が上映予定なのでしょうか。

今回特に注目したいのは、1954年に初めて上映され、今年70周年を迎えるオリジナル版『ゴジラ』が4Kで修復されて上映されることです。

また、2023年のアカデミー賞を受賞したリメイク版『ゴジラ-1.0』(Godzilla Minus One)がIMAXでシンガポールで初公開されます。この現代と過去の2つの映画が一堂に会し、次の時代へと繋げていくというのも、まさにテーマ通りのセレクションになっています。

さらに、昨年の映画祭が盛況だったことを受け、今年は上映後に映画関係者によるパネル・ディスカッションを実施するそう。

『夜明けのすべて』を編集した大川景子氏や、『箱男』・『狂い咲きサンダーロード』などの監督である石井岳龍氏とのディスカッションを楽しむことができます。

 

このほか、今年の映画祭で上映されるクラシック映画から現代の受賞作まで、31作品の見どころ満載のラインナップといえます。

黒澤明監督の1985年の歴史アクション大作『乱』や、日本アニメファンならば大友克洋監督の『AKIRA』(1988)を観たことのない方はいらっしゃらないのではないでしょうか。

また、映画監督パトリック・ディキンソン氏のデビュー作『コットンテール』(2023)や、同じく2023年リリースのシンガポール人の監督ショーン・ネオ氏による『まだまだ(英題:My Endless Numbered Days)』は、2024年の全州国際映画祭にノミネートされた注目作です。


全ラインアップや細かい上映スケジュールはこちらから確認いただけます。

ぜひチェックしてみてくださいね。


3.シンガポールで映画を観よう!映画館事情



シンガポールでは、ほとんどのショッピングモールに映画館が併設されているほど気軽に楽しめる娯楽となっており、非常に人気の高いことが特徴です。

シンガポール国内で展開されている主な映画館チェーンは、以下の4つです。

Golden Village (GV)
Shaw Theatres
Cathay Cinemas
WE Cinemas

中でも、Golden Village (GV) はシンガポールで最も多くのスクリーンを有する映画館チェーンです。

Shaw Theatres も、オーチャードやチャンギ国際空港のJEWELなど、シンガポールを代表するスポットに展開しているため、皆様も一度は訪れたことがあるのではないでしょうか。


シンガポールの映画館では、さまざまな種類のスクリーンや座席のオプションが提供されています。

IMAXのような迫力ある映像を楽しめるシアターから、カップル向けの広々とした「ゴールドクラス」シート、小さなお子さんも遊びながら映画を楽しめる「キッズシネマ」まで、多彩な選択肢が揃っています。

映画の内容やその時の気分に合わせて、最適な鑑賞体験を選ぶことが可能なのはとっても魅力的ですよね!

 

チケットの購入はオンラインで簡単にでき、座席の指定や事前決済も可能です。

映画館に着いてから満席でがっかり…という心配もなく、非常に便利です。

 

料金は、上映される映画の形式(3D/2D)や映画館、平日か週末か、時間帯などによって異なりますが、一般的には10Sドルから20Sドル程度で、日本の鑑賞料金とほぼ同じ水準です。

映画祭などのイベントに限らず、日本のアニメをはじめとした大作は中国語・英語字幕で上映されることが多いので、気になる方はぜひ映画館のホームページで上映作品をチェックしてみてくださいね。


4.最後に

今回は、シンガポールで現在開催中の日本映画祭と、映画館事情について詳しくお届けしました。

多様な配慮やサービスによって映画鑑賞を気軽に提供しているシンガポール。

このような映画祭などの開催も相まり、多くの人に愛されるエンターテイメントとして根付いています。


再来年2026年はシンガポールと日本が国交樹立60周年を迎えます。

これからも日本の映画が国境を超えて多くの人々に愛されることを願わずにはいられません。

ご都合が合えば、皆様もぜひ足を運んでみてくださいね。

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