車で行ける海外!旧正月のマレーシア越境について【シンガポールお出かけシリーズ】
こんにちは。
リーラコーエン シンガポールの平林です。
つい先日の旧正月にレゴランドマレーシアへ行った我が家。(レゴランドについてはこちらをご確認ください)
今回は友人家族と一緒に計8人での移動のため、車で行くことにしました。
過去にジョホールバルまで陸路で行ったことはありますが、旧正月の越境は初めてでした!
事前にマレーシア人何名かに聞いたところ「合計7時間かかった」「橋の途中でバスを降りて1時間歩いて国境を越えた」などの経験談を聞かされ、不安が募る私たち...。
でもホテルもパークチケットも予約済みだし、何より子どもたちが楽しみにしているのでもう後には引けない!
というわけで、未就学児4人を引き連れた旧正月の越境体験と車移動時の注意点をまとめてみましたので、どなたかのご参考になれば幸いです。
1. 国境は2つ、コーズウェイとセカンドリンク
1. 国境は2つ、コーズウェイとセカンドリンク
シンガポールからマレーシアに繋がる国境は2つあります。
どちらの国境を通ってもジョホールバル(JB)に着きますので、行き先によって通るルートを選択します。
コーズウェイ(ウッドランド)
1923年に約4年間かけてできたJohor-Singapore Causewayはシンガポール北部のウッドランドから乗ります。
総距離は1km強となり、1日に約6万台の車両が通過するそうです。
JB市内にはこちらの国境が近く、付近にはゴルフ場も複数あるため、セカンドリンクよりも利用者は多いです。
セカンドリンク(トゥアス)
1998年に開通したセカンドリンクはシンガポールの最西端トゥアスから乗ります。
総距離は約2km弱となり、コーズウェイの渋滞解消目的で建設されました。
レゴランドへ行くにはセカンドリンクの方が近かったため、今回はこちらを選択しました。
ちなみにコーズウェイのトール料金はシンガポール出国時:0.8ドルに対し、セカンドリンクはピーク時:2.10ドル(オフピーク時:1.10ドル)と多少差があります。
詳細に関してはこちらをご確認ください。
2. 必要な持ち物とあればベターな持ち物
越境に必要な持ち物は以下の2点です。
- パスポート(有効期限が6か月以上あるもの)
- シンガポールのビザ(NRIC/FINカード)
MySejahteraアプリの登録は特にチェックはされませんでした。
私が今回の旅で感じた、あるとベターな持ち物は以下の通りです。
- Touch and Goカード(シンガポールでいうEZ Linkカード)
- ティッシュぺーパー・ウェットティッシュ(公衆トイレに備えて)
- おむつ(渋滞に備えて、特に小さいお子様がいる場合)
1のTouch and Goカードはマレーシア入国時や高速利用時に便利です。
入国時にカードがない場合は近くの車にカードを借りて現金を手渡す、という方法をイミグレの方から推奨されます。(実際にすんなり貸してくれました)
ちなみにTouch and Goカードはマレーシア側の国境および国内のガソリンスタンド、コンビニ、またシンガポール島内でもEZ Link複合型が購入可能です。
3. 往路:シンガポール出国とマレーシア入国
セカンドリンクを選択した我が家、渋滞を予想して朝7時前には家を出発しました。
ビクビクしながら進むもシンガポールの国境までは一度も止まることなく通過!
国境は何レーンにも枝分かれしており、大量のドライブスルーのようです。
シンガポールの国境ではパスポートとビザカードを提示し、窓を全開にして一人ずつ名前を呼ばれて確認されます。(車を降りる必要はありません)
イミグレーションを通過したところに小さいトイレがありますので、渋滞に備えて一旦トイレ休憩をはさみます。
その後、セカンドリンクの橋を渡り切った直後に恐れていた渋滞が...マレーシア側の国境まではなんと3時間もかかりました。
途中、車を降りて歩いて国境を目指す人を何名か見かけました。
マレーシア入国時はパスポートのみを提示し、出国時と同様に名前を呼ばれて顔を確認されます。
国境を抜けると渋滞なんて嘘のようにスイスイと車が進みました。
4. 復路:マレーシア出国とシンガポール入国
行きの渋滞で懲りた私達、帰りも夕方になるほど混雑が予想されるため、昼前にはマレーシアを出発しました。
出国までは混雑することなく進み、往路と同じく国境でパスポートを提示します。
途中までは順調だった道のりが、橋の真ん中あたりでストップ...。
復路で特に気になったのは、割り込みの車がとても多かったことです。
3車線ある内の2車線は一般車両用、1車線はパス専用レーンとなり、一般車用の2レーンが混んでいてバス専用レーンは基本空いております。
そのため、バス専用レーンで前の方まで進み、入国間近で割って入り込む車が何台もありました。
その割り込み方がとても強引で傍から見ているこちらがハラハラするほど!
そんな道中を1時間半ほど過ごし、シンガポール側の国境でパスポートとビザカードを提示して入国しました。
シンガポール入国後は出国時と異なり、荷物チェックがあります。
車のドアとトランクを全開にされ、怪しいものが入っていないかライトで照らされるのですが、何もなくてもなぜかドキドキします(笑)
国境を抜けるといつもの見慣れたシンガポールの風景にとても安堵した復路でした。
5. 越境に伴う注意点
最後にマレーシアへの越境について、いくつかの注意点があります。
ガソリンについて
1960年に関税法に基づき、スリークオータータンクルールが制定され、陸路での越境の際はシンガポールの国境を超える時点で4分の3以上のガソリンがある必要があります。
罰金は最高500ドルとなり、過去には1日に50台以上が検問で追い返されたそうです。
実際にガソリンの量を確認されることはありませんでしたが、国境を超える際には予め確認が必要です。
マレーシア出入国時スタンプについて
日本人が収監された事件で多くの方が気を付けているかと思いますが、マレーシア出入国時はパスポートへその日付のスタンプが押印されます。
出国時の押印がない場合、密入国者とみなされてしまいますので、くれぐれもその場でパスポートをチェックしてください。
渋滞について
今回のように旧正月や年末のホリデーシーズンにはかなりの渋滞が予測されます。
ICAも定期的に注意喚起しておりますので、混雑時の移動の前にはぜひともチェックしてみてください。
渋滞状況については記載の通り、陸上交通局(LTA)のOne Motoring Webサイト、またはBKEとAYEに沿って設置された高速道路監視システムで交通状況が確認できます。
通常の週末でも上記を利用して、できる限りスムーズに移動ができると良いですね。
最後に
今回は旧正月の車でのマレーシア越境についてご紹介しました。
数キロ先の橋を渡ればマレーシアという異国が楽しめるシンガポール、特に小さい子連れですと飛行機に乗らずに移動できるのはありがたいですよね。
ジョホールバルにはゴルフ場や日系の大型ショッピングセンターも存在し、レゴランド以外にも楽しめるスポットが多くあります。
今回の旅をふまえて、次回のマレーシア越境に活かしたいと思いました。
またリーラコーエンブログでは定期的にお出かけブログを発信していきますので、ぜひともお立ち寄りいただけますと幸いです。
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