暑さから抜け出そう!マレーシアのおすすめ避暑地3選

こんにちは! リーラコーエン シンガポール リサーチャーのShihoです。

いわずもがな常夏のシンガポールでは暑い日々が続いていますが、今年はなんだか特に暑いと感じませんか?

それもそのはず、今年2024年は、シンガポールにとって記録上4番目に気温が高かった2023年よりもさらに気温が上昇すると言われているのだとか!

世界中で猛暑が報道されていますが、ここシンガポールも例外ではないようです。
 

いくら当地の暑さには慣れた在住者といえど、電気代の上昇もあいまって随分応えてしまいます!

そこで今回は、シンガポールから行くのにおすすめなマレーシアの避暑地をお届けします。

マレーシアに対して、パーム畑やジャングルが広がるイメージはお持ちかと思いますが、高地があることはご存知でしょうか?

ここでご紹介するのは、どこも過ごしやすい気温の中、優雅に休暇を過ごせる理想的な避暑地です。

シンガポールから小旅行で訪れて、うだるような暑さを少しの間でも忘れましょう!


【目次】
1.キャメロン・ハイランド
2.ゲンティン・ハイランド
3.フレイザーズ・ヒル
4. 最後に

 

1. キャメロン・ハイランド

クアラルンプールから約200km北上した位置にあるキャメロン・ハイランド(Cameron Highlands)は、マレーシアでも随一の有名避暑地です。

標高は1,500m~2,000m、年間を通しての気温は14~28℃と、朝晩は寒いと思うほどの涼しさです。

キャメロン・ハイランドの歴史は、イギリスの統治下にあった1885年にまでさかのぼります。

イギリス人測量士に発見されてしばらくは放置されていましたが、40年経ってイギリス人行政官が再びこの地に目を付けたことで住宅や学校やホテルが続々と建ち、最初はイギリス人が避暑に出かける高原リゾートとして栄えました。

また農業、特に紅茶栽培に向く土壌であったことから農業従事者も多く移住し、現在の農業と観光業の盛んなリゾートとしての地位を確立しています。
 

クアラルンプールからは車で約3時間の距離にあり、クアラルンプール出発のオプショナルツアーに申し込めば、おまかせで旅することができます。

ただ個人的には自分で運転、もしくはドライバーを雇って訪れることをおすすめします。

というのも、国内有数の人気観光地であることに加え、道路の選択肢が少なく、また付近は曲がりくねった山道なので、現地周辺では交通渋滞が度々発生しがちなのです。

我が家も以前、3連休の週末に出かけたら、現地に到着する直前で4時間の渋滞にはまりました(その時は報道されるほどの混雑ぶりでしたが、普段はそこまでひどくはないようです)。

この反省から、帰りは現地を早朝出発にしたら混雑なく帰ってくることができたので、自由度高めに動けるようにしておいたほうが得策です。

その上で、キャメロン・ハイランド現地でオプショナルツアーに申し込むのが、良い方法ではないでしょうか。
 

マレーシアで有名な紅茶ブランドと言えばBOH Teaですが、キャメロン・ハイランドはまさにその本拠地。

マレーシアで生産される7割の茶葉は、ここで栽培されたものです。

当地の勾配は急で、日本で見る茶畑の風景とはまた異なり、霞の中に延々と広がる茶畑の様子は美しく、崇高ささえ感じるほどです。

BOH Teaの観光施設であるSungei Palas Tea Gardenでは、BOH Tea商品の飲食や購入ができますが、他にも工場見学や紅茶のテイスティングも楽しめます。

また、撮影スポットとしても有名で、茶畑の絶景をバックに素敵な写真が撮れます。

キャメロン・ハイランド観光のハイライトとして訪れてみてください。
 

他にも、紅茶以外にも養蜂やイチゴの栽培も有名です。

それぞれの農園をまわってフレッシュな農作物を味わうのもいいでしょう。
 

石造りのホテルや住宅が建ち並び、イギリス統治時代を思わせる風景が残るキャメロン・ハイランド。

常夏のマレーシアにいることが信じられないような気分を味わえるので、ぜひ1~2泊程度での滞在をおすすめします。
 

キャメロンハイランド公式ウェブサイト

 

2. ゲンティン・ハイランド

上のキャメロン・ハイランドに比べて、ゲンティン・ハイランド(Genting Highlands)はクアラルンプールからも近く、日帰りでも行ける高原リゾートです。

クアラルンプール中心部から車で40~60分ほどの距離ながら標高1,800m、気温も一年を通して20℃弱と、こちらも過ごしやすい気候です。
 

キャメロン・ハイランドのような高原リゾートをより身近に、とのコンセプトから、1960年代後半から建設が始まった同地は、70年代に入ってのオープン以来拡大を続けて今日に至っています。

キャメロン・ハイランドはイギリス統治時代を思わせる牧歌的な雰囲気が魅力の、どちらかというと大人向けリゾートですが、ゲンティンは近代レジャーに特化している点が特徴で、ブランドショップがずらりと並ぶアウトレット、山から山を繋ぐゴンドラ、屋外・屋内遊園地、カジノなど、楽しみ方は様々。

幅広い世代で楽しむことができるリゾートです。

運営元であるゲンティン・グループは、シンガポールのワールド・リゾート・セントーサの運営も担っています。

そのため、シンガポールとゲンティンを繋ぐ長距離バスも、シンガポール国内の至る場所から数多く運航しているんですよ!
 

シンガポール在住者なら驚くようなリーズナブルな価格で、何重もの楽しみ方があるリゾートだと思います。

現在は一時休止しているようですが人口降雪イベントも開かれたりと、南国気分が満喫できるセントーサ島とのコントラストも味わい深い、涼しくもホットな楽しみがいくつもある高原リゾートです。


リゾート・ワールド・ゲンティン公式ウェブサイト
 


3. フレイザーズ・ヒル



クアラルンプール中心部から車で約2時間の距離のフレイザーズ・ヒル(Fraser's Hill)は、標高1,200~1,500mと他よりは低めながら、気温は16~25℃と、避暑地としては十分な涼しさです。

ここの魅力は何といっても大自然!

1890年代にスコットランド人の開拓者の名前(ルイス・ジェームズ・フレイザー)にちなんで名づけられた当地は、マレーシアでも数少ない有史以前からの原生林を有する、生物多様性の宝庫です。

ちなみに、マレーシアが世界有数の生物多様性をもつ国だということはご存知ですか?

世界で最も古い原生林があるのもマレーシア、世界の6~7割に匹敵する生き物がいるのもマレーシア、その大半は熱帯雨林の中に生息しています。

実際に行ってみて驚くのは、時間帯を問わず湿気(冷気?)が雲のようにかかり、少しミステリアスな雰囲気も醸しているところです。

こちらもイギリス統治時代を偲ばせる石造りのコテージが散見され、街というよりは村と呼ぶに相応しいこじんまりとしたタウン・センター周辺は、イギリスの片田舎の小さな村にでも迷いこんだかのような気分に浸れます。

 

また、上に挙げた2ヶ所と比べると知名度で負けるためか、混雑の心配もあまり要りません。

開発自体があまり進んでいない当地では、のんびりするのが最適です。

その中でも、大自然を満喫するネイチャー・ウォークや乗馬、ゴルフが定番の過ごし方です。
 

あとは、日本人男性が長年続けているマレーシア昆虫教室もおすすめです。

我が家の息子たちも2度参加しました。

世界最強のカブトムシ「コーカサスオオカブト」を捕まえた時は親も一緒になって大興奮でした!

自然保護区なので無闇な採集は禁止されており、捕まえた昆虫も最後は自然に還すところまでセットで、子どもたちには良い学びになりました。

マレーシア昆虫教室は今も継続して開催されていますので、虫好きのお子様がいる方はぜひチェックしてみてくださいね!
 

フレイザーズ・ヒル公式ウェブサイト

 


4. 最後に

いかがでしたか?

隣国マレーシアに暑さを忘れられる場所があるということを、驚きと共に知っていただけたら嬉しく思います。

シンガポールから行かれる方にとっては、特にキャメロン・ハイランドとフレイザーズ・ヒルは交通手段の点で難易度が高めかとは思いますが、マレーシアは在住邦人も多く自動車を運転していますので(右ハンドルです)、慣れてからであれば国際運転免許証を持ってレンタカーで行くのもアリだと思います。

もちろん車のチャーターも可能です。

実際に行かれる場合は、交通渋滞にはまると何時間も抜け出せなくなるようなことがマレーシア国内ではざらにあるので、旅の時間は余裕を見ながら、人々が移動する時間の逆張りで移動することをおすすめします。

いつもと一味違う旅をお楽しみください♪


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