ビジネスにおける旧正月(春節)の活用法とは
こんにちは。
リーラコーエンシンガポール マーケティング担当の野上です。
旧暦の新年を祝う旧正月(別名:春節、LNY)がいよいよ来週となりました。
旧正月は中国本土、当地をはじめアジア地域で最も盛大に祝われる祝祭の一つです。
家族や親族、親しい人たちと円卓を囲み、感謝しながら新たな一年の繁栄を願うこの時期は、オフィスにおいても社員の絆を深めたり、士気を高めたり、またはクライアントとの関係を深める絶好の機会となっています。
今年2025年は「蛇年」。
今年の旧正月は1月29日(水)・30(木)で、当日は祝日のため多くの企業ではお休みとなりますが、この時期は旧正月の伝統やお祝いムードを取り入れた施策を活用することで、ブランド力のアップや顧客・従業員との関係を強化することが期待できます。
そこで今回は、企業視点で旧正月を活用する方法についてお伝えいたします。
【目次】
1. 旧正月の伝統をビジネスで活かす
2. 社員や顧客への感謝を表現
3. 最後に
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1. 旧正月の伝統をビジネスで活かす
ご存知の通り、旧正月には様々な伝統があります。
それらをビジネスに取り入れ、祝祭ムードを醸し出すことで、周囲への感謝の気持ちを表すことができるだけでなく全体的な士気の底上げにも繋がります。
以下のような伝統を取り入れてみましょう。
紅包(お年玉)を贈る
お金が入った赤い封筒で、幸運や繁栄を象徴するという紅包(アンパオ)。
最近よく目にするのが企業のロゴなどを入れたオリジナルの紅包です。
ブランド認知・価値向上のための活動の一環としてオリジナル紅包の作成・配布もおすすめです。
ささやかなアンパオを贈ることで、新年の繁栄を祈る気持ちを伝えることができます。
コロナ禍やサステナビリティの観点から、紙幣ではない電子アンパオ(e-angpao)も一つの慣習となりました。
ライオンダンスの開催
ライオンダンスは、日本で言う獅子舞です。
邪気を払い、繁栄を招くと信じられている伝統行事です。
特に旧正月や結婚式、新規開店のお祝いなど、お祝い事には幅広く行われています。
通常、ライオンダンスは二人一組で行われ、一人がライオンの頭部、もう一人が胴体と尾を担当するそう。
ダンサーたちはリズミカルな太鼓、シンバル、銅鑼(どら)に合わせてエネルギッシュに踊り、ライオンの動きを表現します。
この時期ならではの伝統行事の一つとして、オフィスや店舗、イベント会場などでライオンダンスを開催することで、お祭りムードを演出することができます。
オフィスの大掃除
旧正月前の伝統の一つとして、大掃除があります。
当日を迎える前に大掃除を行うことで、「悪い運気を払い、新しいスタートを切る」という意味合いがあります。
物理的なオフィスのスペースも然り、このタイミングで共有ファイルやデジタルプラットフォームなどにおける整理整頓も実施しておくと良いでしょう。
他にも、この時期に風水(フェンシュイ)を参考にオフィスの模様替えを行う場合もあるそうです。
職場の装飾
クリスマスが終わり1月1日を過ぎると、シンガポールの街並みは一気に旧正月の飾り付けに様変わりします。
赤や金色を基調とした旧正月飾りは、幸運や繁栄を表現するものだそうです。
提灯や春聯(チュンリェン:縁起の良い言葉を書いた掛け軸)、またはその年の干支のモチーフなど気軽に飾れるものから、金柑(ミカン)の木やラッキーバンブーなど、成長や富を象徴する植物を飾るのも効果的です。
旧正月に合わせたマーケティングキャンペーンの展開
新たな一年、フレッシュなスタートを連想するこの時期は多くの人が買い物を楽しむ時期です。
このため、例えば旧正月限定デザインを施した限定商品を発売したり、旧正月にちなんだSNSキャンペーンなどを活用したりすることも大いに有効です。
例えばご愛顧感謝のプレゼント企画や干支にちなんだ性格診断クイズなど、消費者参加型のコンテンツは広く行われています。
また、特に中華圏で認知されている幸せを象徴する数字「8」の数字を活用し、「88ドル以上購入でプレゼント」といったプロモーションなども有効です。
2.社員や顧客への感謝を表現
旧正月は人とのつながりや感謝を大切にする時期です。
この機会を活かして、従業員や顧客への感謝の意を示すイベントを行うこともおすすめです。
社員への感謝
従業員との新年会を開催し、皆でこの時期ならではの料理「魚生(ユーシェン)」を囲むのも良いでしょう。
魚生は特にシンガポールやマレーシアで広く親しまれており、別名「繁栄のサラダ」「撈起(ローヘイ)」とも呼ばれる幸運や繁栄を祈る一品です。
薄切りの魚(通常はサーモン)を中心に、大根やニンジン、生姜などの色とりどりの野菜、クラッカー、ピーナッツ、ゴマなどを組み合わせて作られており、食卓では、一斉に箸を使ってユーシェンを高く持ち上げ「ローヘイ」と唱えます。
これは「運気を高める」ことを意味しており、この時期にはぴったりの料理です。
クライアントへの感謝
クライアントに合わせた新年の挨拶カードや、縁起物の詰め合わせ(Hamper)を贈ることもこの時期広く行われています。
3.最後に
今回は、ビジネスにおける旧正月の活用法について、その方法やアイディアをお届けしました。
繁栄や成長を願う旧正月。
当地ならではの祝祭を効果的に利用することで、従業員の士気を高め、ブランドロイヤリティを高めることが期待できます。
一方で、当地でビジネスを行う企業として何より当地の文化を尊重し、感謝の気持ちを持って過ごすことが大切なようにも思います。
本記事が少しでもご参考になれば幸いです。
また、旧正月を迎えるにあたり、皆様にとってますますの繁栄をスタッフ一同お祈り申し上げます。
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