シンガポールが世界5位に認定!世界のベストシティランキング

こんにちは。

リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。

先日、観光や不動産、経済開発部門に特化したコンサルティング企業「Resonance(レゾナンス)」が2025年版の世界で最も素晴らしい都市(Resonance’s World’s Best Cities)に関する格付けを発表しました。

なんと本ランキングで、シンガポールはロンドン、ニューヨーク、パリ、東京の次の第5位を獲得するという快挙でした。

住みやすさや国の豊かさ、そして実際に訪れた人のSNS評価などを相対的に見て決めるという現代的なランキング。

今回はシンガポールがどのような点で評価されたのか、そして実際にどのような魅力があるのかについて振り返ってみたいと思います。

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【目次】
1.「世界のベストシティ」ランキングとは
2.在住者が語る、シンガポールの魅力
3.今の時代に欠かせない「映え」
4.キャリアを歩む場所としてのシンガポール
5.最後に


1.「世界のベストシティ」ランキングとは

Resonanceが手がける「World’s Best Cities」ランキングは、30カ国22,000人以上からの意見と、Google、Instagram、TripAdvisorなど実際に住んでいる人や訪れたことのある人のデータを組み合わせて構成された格付けです。

都市の住みやすさ、愛され度、そして繁栄度から、買い物体験、グルメ、空気の綺麗さなど細分化された要素までを独自に集計し、総合的に評価しており、毎年この時期に発表されています。

2025年版の10位までのランキングは以下の通りです。

1.ロンドン(イギリス)
2.ニューヨーク(アメリカ)
3.パリ(フランス)
4.東京(日本)
5.シンガポール
6.ローマ(イタリア)
7.マドリッド(スペイン)
8.バルセロナ(スペイン)
9.ベルリン(ドイツ)
10.シドニー(オーストラリア)

総合点で名立たる大都市の中にランクインしたシンガポール、さらに細分化された要素での格付けでは、以下の点が大きく評価されました。


シンガポールの主な評価ポイント

ショッピング分野で世界第12位:
オーチャードロードのような象徴的なスポットから、多くの人が集うムスタファセンターまで、多様な選択肢で高評価を受けています。

グルメ分野で第19位:
ミシュラン・ビブグルマンの星付きのホーカーストールや世界的に有名なレストランの拠点まで、幅広い食文化を提供している点が高く評価されました。

1人当たりのGDPでトップ5入り:
東南アジアの主要な技術・経済のハブとしての地位でトップ5入りを果たしました。


2.在住者が語る、シンガポールの魅力

実際に日本からも人気の旅行先として常にその名を響かせているシンガポール。

国の政策も相まり、緑豊かな公園から都会のクリーンな雰囲気まで、シンガポールは都市の中でもユニークなバランスを提供しており、訪れる人を飽きさせない工夫がされています。

また、空の玄関口として新たに改装されたチャンギ空港ターミナル2のようなインフラも、世界中の人々が集まる一つのデスティネーションとしてその地位を確立させています。

例えば高さ14メートルのデジタルな滝のディスプレイ演出「ワンダーフォール」や、実際の天候をリアルタイムで反映する自然をテーマにした空間デザインなどのビジュアル面はもちろん、最新技術を駆使した自動化ゲートの導入などの出入国体験も抜かりがありません。

 

高い評価を受けた買い物体験やグルメ面についても、シンガポール在住者や訪問者の生活の礎として常に進化しています。


グルメ分野で世界第19位にランクインしたシンガポールの食文化は実に多彩なもの。

ホーカーストールで提供されるミシュラン・ビブグルマンの星付きローカルフードから、高級レストランで味わえるスパイシーなチリクラブのような逸品まで、多岐にわたる魅力を誇ります。


また、ショッピングの分野においても、選択肢は多数あります。

オーチャードロードのモールにはブランドや大規模店舗が立ち並ぶ一方で、24時間営業のムスタファセンターでは電子機器からインド発のスパイスまで幅広い商品が揃っています。


さらにユニークな建築物の数々もシンガポールに華を添えています。

2010年4月に完成したマリーナベイサンズは、未だシンガポールを訪れる際の定番の宿泊ホテルや撮影スポットとして大人気です。

今後は1,000室の新しいホテルタワーやライブエンターテイメントアリーナの建設計画も目下で進められており、一歩先をいく進化が予定されています。

また、対岸のマーライオンパークでは、マーライオンとの撮影も楽しむことができます。

さらに、このエリアの都市開発の取り組みの一環として、「グレートサザンウォーターフロント」のような取り組みも進められています。

これにより約9,000戸の住宅が建設され、地域社会の活気をさらに高める予定です。

2027年にはマリーナベイのフローティングプラットフォームに代わる多目的屋外施設「NSスクエア」が完成し、ダウンタウンエリアに新たな魅力を加えます。

常に進化を遂げるマリーナエリアから目が離せませんね!


3.今の時代に欠かせない「映え」

シンガポールには、いわゆる「SNS映え」がたくさんあることも魅力の一つとなっています。

今年はTiktokによる「最も注目したい旅行先ランキング」にも第5位にランクインしました。

多くの若者がこの地を訪れ、アイコニックな写真や動画の数々をSNSで拡散しています。

ハッシュタグでは、先述のマリーナエリアやボタニックガーデン、そして海南チキンライスのようなグルメが多く取り上げられています。


4.キャリアを歩む場所としてのシンガポール

もちろん、シンガポールは観光地として魅力的なだけではありません。

世界中から才能や投資を引き寄せる活気ある大都市でもあります。

世界最大規模の完全自動化ターミナル港となる予定の「トゥアス・メガポート」や、同ランキングで世界第8位にランクインした自転車レンタルアプリやサイクリストへの環境整備度など、先進的かつ包括的な都市計画も注目されています。

 

また、シンガポールは東南アジアにおける主要な技術拠点としても高い評価を受けています。

Googleはクラウドインフラとデータセンターの拡張に約50億米ドルを投資しており、Google検索やマップなどのサービスを支える施設として500人以上の雇用を生み出しているとか。

同様に、MicrosoftやAppleもシンガポールでの事業拡大を進めており、世界的な技術革新の中心地としての地位を確立しています。

さらに、チャンギ地区の航空パークの拡張やチャンギイースト工業地帯の開発などにより、航空および貿易セクターが強化される予定です。

世界中から多くの人が集まり、共に切磋琢磨し合いさらに高みを目指すシンガポール。

キャリアアップを考える場所としてこれ以上最適な場所はないように思います。


最後に

今回は、世界のベストシティランキングにシンガポールが5位にランクインした話題に加え、シンガポールの魅力についてお届けしました。

私自身もこの地に住んで5年目。

コロナ禍があったとはいえ、この数年間だけを切り取っても都市開発や経済の成長のスピードが目まぐるしいことを肌で感じています。

文化、革新、経済機会といったすべての要素が混ざりあい、新たなシナジーを生み出した結果として、シンガポールを理想的な目的地にしているように思います。

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