こんにちは。

リーラコーエン シンガポールの平林です。

 

最近は雨が多いシンガポール、エアコン要らずで快適に過ごしております。

その分、オフィスやモールでは肌寒く感じる事が多いので、皆さま体調管理には十分お気をつけくださいませ。

※関連記事：【今さら聞けない】シンガポール内での"オフィスカジュアル"の基本をチェック✔

 

さて今回は、実際に転職先が決まった後のプロセスについてお話したいと思います。

事前準備や退職までの流れについて、詳しくご説明できればと思います。

 

【目次】

1. オファー承諾から退職までの動き

2. 退職交渉について

3. 現在のシンガポールでの転職マーケット状況

 

オファー承諾から退職までの動き

まず最初にオファー承諾以降のプロセスは以下の通りとなります。

オファー承諾 → ビザ申請(約3週間程) → ビザ仮承認 → 現職への退職交渉 → 退職（平均約1か月後）→ 渡航・隔離(2週間) → ご入社

 

オファー承諾については、雇用契約書類もしくは人材紹介会社を介したオファー内容の記載がある書類にサインした状況を指します。

その後、以降のプロセスへ進むのですが、ビザ申請に必要な書類に関しては、事前にご用意頂けるとスムーズです。

基本的にビザ申請には、以下が必要になります。

・パスポート(有効期限が6ヶ月以上あるもの)

・英文卒業証明書※卒業証書の英文は学校によって数週間かかるケースもありますので、お早目にご準備ください。

・過去3ヵ月分の給与明細　※源泉徴収で可

 

現状、ビザ申請から承認には約3週間ほどかかるのですが、必要に応じて追加資料の提出が求められます。

万が一ビザが下りない事も考慮し、よっぽどでない限りは仮承認後の退職交渉をお勧めしております。

 

事前準備のポイントとしては2つ、「Notice Period」の確認と「退職届の提出の可否」となります。

一つ目のNotice Periodに関しては、通常雇用契約書に記載されており、退職の際に〇か月前までの申し出が必要かを確認しましょう。

それによって、渡航日・ご入社日も変わって参りますので、予めご確認いただければと思います。

二つ目の退職届に関しては、規約上必要であればご準備を進めて下さい。

最近では社内システム(オンライン)上での申請、もしくはメールの場合もあるそうです。

 

退職交渉について

さて、ここからは実際の退職交渉についてです。ご不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

以下にポイントをまとめておりますので、ご参考になれば幸いです。

 

１．直属の上司に対して、直接報告をする

一般的に退職をお伝えする相手は直属の上司の方となります。

ご入社日から逆算して、伝える日を決めておきましょう。（当日までにきちんと時間をもらえる様に予め調整が必要です）

上司の方とのお話合いの後に会社の規約に沿って退職の手続きを進めます。(退職届の受理をもって、退職通知完了となります)

 

2．転職の”相談”ではなく”報告’というスタンスでお伝えする

お話を切り出す際に、退職の”相談”ではなく、”意志”をお伝えするようにしましょう。

「〇月〇日付で退職をしたい(します)」という意思をはっきりとお伝えください。

明確な退職希望日をお伝えすることで、先延ばしなくスムーズに進むかと思います。

 

3．やってはいけない注意点

退職交渉の際に気をつけるべき注意点はこちらです。

・退職理由について、現職の不満などは控える

・転職先の企業名の開示は控える

 

ご退職理由の中には現職への不満もあるかと思いますが、できるだけポジティブな言葉に置き換えてお伝え頂くとよろしいかと思います。

また、ご転職先の情報に関しては、開示できる範囲内でお話を進めて頂く方が良いかと思います。

 

退職交渉の際には、現職からの引き留めがある可能性がございます。

一方的に退職の意向をお伝えするだけでなく、明確な理由とお伝えの仕方、また引継ぎのプラン等もご説明頂くと良いかもしれません。

内容に関しては、予めご準備頂くことをお勧めしております。

 

現在のシンガポールでの転職マーケット状況

現在(2021年7月19日時点)では、入国後の隔離期間は2週間となり、その後の家探しやご入社準備などを考慮すると

ご入社の約1か月前には渡航を予定される方が多くいらっしゃいます。

 

入国制限も次第に解除されている状況ですので、国外から応募可能な案件も増える事が予想されます。

コロナの影響で転職活動を一時ストップされていた方は、そろそろ活動再開の時期が近づいてきたかもしれません。

詳しい求人内容に関しては、ホームページ上、もしくはコンサルタントへ直接お問い合わせ頂ければと思います。

 

最後に

今回は、オファー承諾から退職までの流れについてまとめてみました。

 

退職に対して、ネガティブなイメージをお持ちの方やご経験をされた方がいらっしゃるかもしれません。

現職の方とのお話合いの際には、「立つ鳥跡を濁さず」の精神で前向きなお話合いの場になればと思います。

弊社ではご転職先が決定した後もご入社までしっかりとサポートさせて頂いておりますので、お困りの際は随時ご相談ください。

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