【保存版】シンガポール・2025年の祝日
こんにちは！ リーラコーエン シンガポール リサーチャーのShihoです。
2024年も折り返しをとうに過ぎ、早くも2025年の足音が聞こえてまいりました！
月日が経つのは早いものですね。
季節の変化感のないシンガポールでは、ことさら時間の流れの早さを感じます。
去る8月5日、シンガポール人材開発省(MOM)が2025年の祝祭日の日程を発表しました。
2025年の長期休暇は4回。
2024年より1回少なくはなりますが、この貴重な休暇を最大限に活用していきたいものです。
そこで今回は、2025年のシンガポールの長期休暇を職場でのパフォーマンスや人間関係の調和を保ちながら活用するコツをご紹介してまいります。
【目次】
1. 2025年の祝日一覧
2. シンガポールの祝日についておさらい
3. 2025年のシンガポール休暇を最大化活用する秘訣
4. 最後に
1. 2025年の祝日一覧
2025年の祝日は以下の通りです。
さっそくチェックして、ご自身の予定も併せて考えていきましょう！
2. シンガポールの祝日についておさらい
多様な価値観とその調和を非常に重要視するシンガポールでは、祝日にもその姿勢が如実に表れています。
シンガポール国民にとって主要な宗教それぞれの祭日や、国民の一致団結を呼びかける独立記念日など、様々な背景を抱える国民に配慮が行き届いた祝日が設定されています。
それぞれの祝日の意味を、過去ブログを見ながらご説明してまいります。
・Chinese New Year(旧正月)
華人がマジョリティを占めるシンガポールだけでなく、中国本土はもちろん、隣国マレーシアや他の東南アジア諸国でも盛大にお祝いする旧正月。当地でもこの時期になると街は赤一色となり、装飾は豪華絢爛を極めます。
【過去ブログ】
【2024年版】シンガポールの「旧正月」って？
旧正月にやってはいけない10のこと
・Hari Raya Puasa(ハリラヤ・プアサ)
イスラム教徒にとって、約一ヶ月間の断食期間(ラマダン)を終えて祝うハリラヤ・プアサは、年一番のビッグイベント！ゲイラン・セライ・マーケットを中心として、街が開放的な気分で満たされます。
【過去ブログ】
シンガポールでハリラヤ・プアサをお祝い！ラマダンとハリラヤとは
【ラマダン2024】知っておきたい 断食中の人々への接し方
・Good Friday(聖金曜日)
キリスト教の祭日である聖金曜日も、シンガポールでは祝日となります。イースター直前の金曜日がこの日にあたり、キリスト教徒以外もエッグハントなどのアクティビティで楽しみます。
・Labour Day(労働者の日)
毎年5月1日と決まっており、別名メーデーとも呼ばれる労働者の日。世界の多くの国で祝日となるこの日はシンガポールも例外ではなく、経済発展に欠かせない労働者の権利や福祉について考える日となっています。イスタナ(公邸兼大統領官邸)が公開されるのもこの日です。
【過去ブログ】
５月1日は祝日！シンガポールのLabour Day(レイバーデー)とは
・Vesak Day(ヴェサック・デー)
世界中の仏教徒がブッダの誕生、悟り、そして死までの一生を記念して祝う、別名「花まつり」。この日はシンガポール中にある仏教寺院に仏教徒が集まり、祈りや瞑想を行います。
【過去ブログ】
Vesak Day (ヴェサックデー)とは？シンガポールでの祝い方と文化について
・Hari Raya Haji(ハリラヤ・ハッジ)
イスラム教にとってこちらも重要な祭日です。名称こそハリラヤ・プアサと似ていますが別物で、信仰と献身を象徴する宗教行事のひとつです。シンガポールでは家族やコミュニティの絆を深める重要な日となっています。
【過去ブログ】
シンガポールの祝日 ハリラヤ・ハッジとは 2024年最新情報
・National Day(独立記念日)
多様なバックグラウンドをもつシンガポール国民が一致団結する、独立記念日。2025年はシンガポール独立60周年という節目を迎えることから、例年以上に盛大なお祝いとなることが期待されます。
【過去ブログ】
2024年最新情報 シンガポールの独立記念日 ナショナルデーとは
もうすぐナショナルデー！知っておきたい、シンガポール国旗について
・Deepavali(ディーパバリ)
シンガポールに住むヒンドゥー教徒にとって大きな意味をもつディーパバリ(ディワリとも言う)。善が悪に打ち勝つことを祝う宗教行事は「光の祭典」とも言うだけあって、リトル・インディアをはじめとして、ライトアップで街がより一層輝きを放ちます。
・Christmas Day(クリスマス)
言わずと知れたキリスト教最大の宗教行事。この時期は学校が休みなので、家族旅行を計画するご家庭も多いのでは？当地でもイルミネーションや雪を使ったイベントなど、真夏ながらクリスマス気分を存分に味わえます！
【過去ブログ】
シンガポールでクリスマスを楽しむ方法5選！【2023年最新情報】
3. 2025年のシンガポール休暇を最大化活用する秘訣
では、この2025年祝日スケジュールを以て、職場で軋轢を生むことなく長期休暇を最大限に活用するための秘訣をご紹介していきます。
★早めに計画を立て、周囲には明確に伝えよう
特に長期休暇に関しては、計画を立てるのに早すぎるということはありません。
人気の旅行先やホテル、観光スポットでさえ、昨今は早いうちから予約でいっぱいになりがちです。
早めの計画は経済的というだけでなく、職場への配慮にもつながります。
休暇の予定については、上司や同僚に余裕をもって明確に伝えましょう。
★休暇を組み合わせて、長期休暇に(ただし公平に！)
長めの週末をさらに長期休暇にしたいと考えたら、休暇をいくつか組み合わせてみましょう。
例えば、2025年は5月12日のヴェサック・デー後の木曜日と金曜日に休暇を取れば、5連休になります。
また他の人と重なりにくい休暇をお考えなら、レイバー・デーやクリスマスは木曜日が祝日なので、金曜日に休みを取ることで自分だけの長期休暇を作ることも可能です。
ただし、周囲の上司・同僚みんなが同じ長期休暇を狙っているようであれば交代・交互に休みを取るなどの配慮も必要です。
★近隣国でリフレッシュ
シンガポールはその地理的条件や世界トップの利便性を誇るチャンギ空港を有するため、東南アジアの近隣国に出かけるには最適です。
バリやプーケット、クアラルンプールなどの有名観光地へのアクセスも抜群！
もっと近場であれば、マレーシア・ジョホールへのドライブ旅行や、フェリーでビンタン島やバタム島へ行くのも良いでしょう。
ただ、出発前に重要な仕事は目途をつけておくか、委任しておきましょう。
これで、ご自身の不在がチームのワークフローを乱すこともないはずです。
★日常からのチョットした脱出！
「多忙でまとまった旅行計画も立てにくい…」そんなお悩みがある方は、自分へのご褒美にステイケーションはいかがでしょうか。
通常のホテル滞在ではなく、テーマ性のあるブティックホテルやグランピングも良いでしょう。
他にも、行ったことのない地区を探索したり、気になるカフェに足を運んでみたり、街の隠れた名所を発見したりするなど、シンガポール国内を楽しむ方法はまだまだあります。
職務上可能であれば、休暇中も急用の際には連絡を取れるようにしておけば、仕事が気がかりでせっかくの休みを楽しめないなんてことにもなりませんし、もちろん一切の連絡を断ってデジタル・デトックスも、大いにアリです！
4. 最後に
2025年は、2024年よりも長期休暇が1回少なくて物足りなさを感じるかもしれませんが、わずかなクリエイティビティと計画性、そして周囲への配慮があれば、充分な休暇の計画は立てられます。
今から計画を立てておくことで、シンガポールでの2025年がより豊かなものとなりますように。本記事がその参考となれば嬉しく思います。
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