いつもと違うシンガポールを発見!おすすめ工場見学ツアー5選

こんにちは! 

リーラコーエン シンガポール リサーチャーのShihoです。

金融サービスやエレクトロニクス、バイオ関連産業などが盛んで、消費者向け製造業のイメージは薄めのシンガポールですが、工場の一般公開という楽しみ方があることはご存知でしょうか?

実は、コロナ禍以降、シンガポリアンの間で工場見学が密かに人気を集めているのだとか。

そこで今回はシンガポールをさらに楽しめる、工場見学のアイデアをご紹介してまいります。

シンガポールに息づく産業を見つめ、ディープな発見をすることで、大人の知的好奇心も更に刺激されるはずです。


【目次】
1. ヤクルト工場 (北部)
2. タイホワ醤油工場 (西部)
3. シングポスト郵便物処理センター (東部)
4. トゥアス・ワン発電所 (西部) 
5.  ビー・シン造船所 (西部)
番外編: 【受付停止中】タイガービール工場 (西部)
最後に


1. ヤクルト工場 (北部)

乳酸菌飲料と言えば、国民的飲料ヤクルト。

当地でも長く親しまれているヤクルトは北部Senokoに生産工場があります。

1987年より続く工場ツアーは人気が高く、これまで40万人が訪れているにも関わらず、2024年今年のスロットは全て予約で埋まっています。

輸入品を口にすることが多いシンガポリアンにとって、自国で食品が生産されている様子を見ることは、同社への信頼感醸成に大いに役立っています。

見学ツアーでは、製造工程が見られる他にも、ツアーガイドによるヤクルト製品の歴史や製造背景や、ヤクルトに入っているプロバイオティクス(善玉菌)、乳酸菌シロタ株といった微生物の働きなどの内容のプレゼンテーション、ヤクルト製品の試飲などが含まれています。

90日前から予約受付が開始されるので、興味のある方は早めの予約が必須です。


【Yakult工場見学】
開催日: 祝日を除く平日、各日は午前回・午後回の2回 (スクールホリデイ期間は一日3回に増加)
料金: 幼児を除いて一名3.4 Sドル ※お土産付き
住所: 7 Senoko Avenue, Singapore 758300
ツアー詳細 
企業HP


2. タイホワ醤油工場 (西部)

シンガポールの家庭や厨房の多くにあると言われる、タイホワ (Tai Hua・大華)の中華醤油。

日本の醤油とは大きく風味が異なり、中華料理で本格的な味を目指すなら欠かせないアイテムです。

シンガポール・コミュニティの歴史や記憶、人々の繋がりを繋いでいくことを目的とするNPO団体「My Community」は各種、シンガポールのビジネスの一端を見せる社会科見学ツアーを開催しています。

Tai Huaの醤油工場見学ツアーもそのひとつで、今も壺で発酵させる伝統的な工法からハイテクな混合・ろ過システムまで、醤油や各種ソース製造の舞台裏をツアーガイドが説明してくれます。

どのソースがどういった料理に最も合うのか、といった疑問にも答えてくれますよ!

【Tai Hua工場見学】※こちらはNPO「My Community」主催のツアーです
開催日: 月の第4金曜日、10:00~12:00
料金: 一名20 Sドル+予約料
場所: EW線Chinese Garden駅にて集合、工場まではバス送迎
ツアー詳細 
企業HP 


3. シングポスト郵便物処理センター (東部)

手紙を投函して、それがどのようにシンガポール国内、あるいは外国へ配達されるのか興味はありませんか?

シンガポールの郵便事業会社であるSingaporePost (通称SingPost)の、Eunosにある郵便物処理センターでは毎日100万通もの郵便物が仕分けされているのだとか。

熟練の仕分け人や処理スタッフが、あらゆる形や大きさの手紙や小包を巧みに分類する様子がご覧になれます。

複雑な物流ネットワークの一端が垣間見られますよ!

ちなみに、こちらのツアーの参加条件は13歳以上となります。


【SingPost郵便物処理センター見学】※NPO「My Community」主催のツアーです
開催日: 月の第3土曜日、10:00~12:00
料金: 一名20 Sドル+予約料
場所: General Post Office (SingPost Centre内)、10 Eunos Road 8, #01-125 Singapore 408600
ツアー詳細
企業HP 


4. トゥアス・ワン発電所 (西部) 

西部の端にあるTuas One発電所は、シンガポールで最大、且つ最もエネルギー効率の高い廃棄物発電所です。

毎日3,600トンの廃棄物を焼却して120メガワットの電力を生産しており、これはHDB住宅約24万戸ぶんの電力に相当するのだとか!

三菱重工社の技術で運営される同施設の見学ツアーでは、廃棄物を運んで入ってくるトラックの流れから廃棄物の分別、荷降ろし、焼却前の処理など、焼却のプロセスを目の当たりにすることで、地域の廃棄物処理のプロセスを体感できます。

工場のクレーンオペレーターやエンジニアともお話しする機会があり、ボイラーがどのように制御・規制され、毎日どのようにメンテナンスされているかなどを学べます。


【TuasOne発電所見学】※こちらはNPO「My Community」主催のツアーです
開催日: 月の第4金曜日、14:00~16:00
料金: 一名20 Sドル+予約料
場所: EW線Tuas Link駅にて集合、発電所まではバス送迎
ツアー詳細


5. ビー・シン造船所 (西部)

世界に誇る海事産業を有するシンガポールには、年中無休・24時間稼働の造船所が数多く存在しています。

その一つであるEng Hup社のBee Sin造船所では、月に一回、一般見学を受け入れています。

同社はシンガポールの国家プロジェクトの多くにて船舶を供給・修理してきた歴史があり、この造船所にはさまざまなタイプの船舶が揃っています。

シンガポールで造られる/やってくる船舶がどのように停泊し、評価され、修理されるかを学べるだけでなく、活躍する専門エンジニアや設計者、船長から、同業界ならではの苦労や愛着など、興味深い話が聞けます。

一部足場が悪かったりするため、こちらのツアーの参加条件は13歳以上となります。


【Bee Sin造船所見学】※こちらはNPO「My Community」主催のツアーです
開催日: 月の第4金曜日、10:00~12:00
料金: 一名20 Sドル+予約料
場所: EW線Dover駅にて集合、造船所まではバス送迎
ツアー詳細 
会社HP


番外編: 【受付停止中】タイガービール工場 (西部)

東南アジアを代表するお酒と言えば、タイガービール!

西部にあるタイガービールの醸造所・工場では、見学ツアーが人気を博してきましたが、2023年12月から本記事執筆時点の10月上旬現在、工場見学の受付はストップしているようです。

今後の詳細は不明ですが、再開を願って待ちましょう!

ホームページはこちら


最後に

シンガポールで生まれ育った人々にとって工場見学というと、海外旅行先にあるお土産の購買を目的としたものを一般的にイメージするようですが、ここでご紹介したものはどれも異なります。

自分たちによる、自分たちのための商品を生産する工場。

国のコミュニティの結束を深める意味でも、工場見学が一役買っています。


工場見学を開放する企業にとっても、嬉しい効果はあります。

ユーザーとの繋がりを深めることでブランド認知度を高めるのはもちろん、工場で働く従業員が自身の役割に主体性をち、仕事により誇りをもつようになる、と上の企業の担当者は話しています。

上に挙げたツアーは一部を除いて、小さなお子様もご参加いただけますので、ぜひご家族でも足を運んでみてくださいね。


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