シンガポールローカル園ママの1年間イベントカレンダー
こんにちは。
リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。
日本列島各地で桜の開花が始まると、例年、卒入学、進級シーズンの到来を感じますよね!
一方で、ここシンガポールのローカル校では、一般的に12月末に卒業式などが行われ、1月が進級のタイミングです。
昨年4歳になったローカル園に通う息子は、一足先に1月にK1という日本で言う年中クラスへ進級し、充実した日々を過ごしています。
ローカル園とはいえ、様々な国籍の子どもたちが混ざり、クラスでは多様な言語が飛び交っているそう。
また、年間を通して、国際色豊かなイベントが行われており、日本とは一風変わったお祝い行事もたくさんあります。
そこで今回は、1年を通して行われるローカル幼稚園のイベントについてご紹介いたします。
1月
旧正月
進級して新しい先生やクラスの雰囲気にも慣れた頃に、シンガポールで最も大きな行事の1つである旧正月のイベントが行われます。
子どもたちは、当日に向けて旧正月のしきたりを勉強し、その年の干支にまつわる工作などを行います。
息子の幼稚園では、毎年チャイナ服または自国の伝統衣装で登園するようアナウンスされます。
お祝い当日は皆で伝統的なお菓子を食べたり、旧正月の歌を歌ったり。
パーティーのようなイベントが行われ、帰りにはみかんとアンパオ(実際には中身はコイン型のチョコレートです)を持って帰ってきます。
例年、年が明けるとクローゼットからサイズアウトした子ども用のチャイナ服を出し、チャイナタウンで新しいものを買いに行かなければ…と計画を立てることがルーティンとなっています(笑)
旧正月について詳しくはこちら
4月
イースター
2月・3月と間があき、4月初旬にはイースターがあります。
イースターとは、キリスト教の「復活祭」のこと。
イエス・キリストが復活したことを祝う祝日で、新しい命を連想させる卵と、子孫繁栄の象徴であるウサギをシンボルにしています。
毎年、幼稚園ではウサギを連想させる洋服を着てくるように、といったお達しがあります。
当日はウサギ耳を付けて写真を取ったり、教室のいたるところに隠された卵型のチョコレートを皆で見つける「エッグハント」を行ったり、楽しいイベントになっています。
昨年はたまたま持っていたウサギの柄のTシャツを着せていきました。
5月
ハリラヤ
5月には、ハリラヤのお祝いをします。
ハリラヤとは、イスラム教徒が行う断食明けを祝うお祭りのことです。
1カ月間行われる断食の期間を明けて、家族や親しい間柄の人々で食卓を囲みながらこの期間を過ごします。
シンガポールでは「ハリ・ラヤ・プアサ」または「ハリ・ラヤ・イドゥル・フィトリ」とも呼ばれています。
幼稚園では、マレー系の伝統衣装である「バジュ・マラユ(男性)」そして「バジュ・クルン(女性)」を着てくるよう連絡があります。
4月から5月初旬ごろにマレー・中東の様々な物品を取り扱うゲイラン・セライのマーケットに行くと、子ども用でも色とりどりの伝統衣装が販売されており、異国情緒溢れる雰囲気の中お買い物を楽しむことができます。
7月
レイシャル・ハーモニー・デー
7月下旬には「レイシャル・ハーモニー・デー」があります。
これは、多民族国家のシンガポールで個人の国籍や宗教などを尊重し、互いを思いやることの重要性を学ぶ日として定められています。
当日は7月21日で、教育省が学校で取り入れるよう1997年に導入しました。
当日には、母国の伝統衣装を着てくるようアナウンスされ、他にも日本の文化が分かるものや食べ物を持ってくるよう依頼されます。
一昨年はコロナ禍だったこともあり、甚平を着てうちわを持っていくだけでしたが、昨年は日本のお菓子も持っていき、皆で食べたようです。
当日は様々な国籍の先生方がそれぞれの文化が分かるようなデモンストレーションを行い、子どもたちはとても楽しく各国の文化を学べるようです。
8月
ナショナルデー
8月には何といってもナショナルデーがあります。
ナショナルデーはシンガポールの独立記念日で、シンガポール国内がとても盛り上がる1日です。
幼稚園の気合の入りようもすさまじく、園内は赤と白の装飾で染められるほど!
当日は赤と白のドレスコードが設定され、フェイスペイントあり、歌とダンスあり、まるでお祭りのような一日を過ごして帰ってきます。
事前に国旗を学ぶだけでなく、幼稚園の年中・年長になるとシンガポールの歴史もしっかりとお勉強した上で行事を楽しむようになります。
毎年政府から発表されるテーマソングも覚えるので、この日に向けて何度も練習していることが分かります。
ナショナルデーについて詳しくはこちら
9月
中秋節
9月には中秋節のお祝いをします。
中秋節とは、中国本土の家族や親戚で集まり秋の終わりの時期の実りと収穫を祝う祝祭で、シンガポールでも祝日となります。
ランタンを灯し、月を見上げながら家族団らんするという慣習から、幼稚園のドレスコートはチャイナ服とランタンの持参でした。
お祝い当日は、幼稚園ではランタンの手作りを行い、伝統的なお菓子を皆で食べたりするそうです。
そして中秋節の名物といえば月餅です。
昨年は、月餅を持ち帰ってきました。
中秋節について詳しくはこちら
10月
チルドレンズ・デー
10月初旬には、チルドレンズ・デーがあります。
これは、日々の子どもたちの健康と健全な学びを尊重する日として定められている「子どもの日」です。
この日には、テーマに沿ったドレスコードで登園するよう予めお達しがあります。
昨年、息子の幼稚園では「職業のコスチューム」でした。
当日は個性豊かな服装で登園した子どもたちを見ることができます。
また、普段お世話になっている先生方から子どもたちへのプチギフトもあり、子どもたちにとってはとても良い日になっているようです。
このほか、子どもたちから普段お世話になっている先生方へプレゼントを渡す「ティーチャーズ・デー」もあります。
この日は午後は休校になったり、一日休園になる場合も。園によって対応が違うようです。
チルドレンズ・デーについて詳しくはこちら
ハロウィン
チルドレンズデーもあり、ハロウィンもあり。
10月は仮装に忙しい1カ月です。
園によってはテーマがあるそうで、準備もなかなか難しいところ。
幸い息子の通う園ではテーマがなく、自由な仮装を楽しむことができました。
当日は思い思いの仮装と、お菓子を持ち寄るようアナウンスがあり、教室を暗くして皆でおばけパーティーを楽しみます。
先生たちの仮装も気合十分!
登園時に見慣れない魔女が検温しに来るのを見て、入り口で泣いてしまった小さな学年の子どももいました(笑)
なんともほほえましい光景を見ることができました。
11月
ディワリ
11月はディワリをお祝いします。
ディワリとは、インド暦の新年にあたる日で、「悪に打ち勝つ日」としてヒンドゥー教の最大の祝日にあたります。
幼稚園では、インドの民族衣装を着て登園します。
また、光の祭典という名にちなみ、ろうそくを作ったり、インドのお菓子を皆で食べたりします。
12月
クリスマス
1年の最後を締めくくるのは、クリスマスのイベントです。
12月に入るとすぐにクリスマスムード一色になり、幼稚園の校舎はクリスマスツリーや靴下などの飾りで彩られます。
イベント当日はクリスマスプレゼント交換や、クリスマスソングを歌ったりダンスをしたり、様々なアクティビティを楽しむようです。
ドレスコードはクリスマスカラーとして指定されている赤と緑。
息子のクラスでは、昨年は赤を着ていた子が多かった印象でした。
また、園によってはサンタさんが来る園もあったり、個性豊かで華やかなバラエティに富む季節のイベントの1つです。
最後に
今回は、ローカル園の1年を通したイベントカレンダーについてお届けしました。
このほかにも、3カ月ごとの遠足や、年度末にあるコンサート、クラスメイトのお誕生日会など、楽しい行事で盛りだくさんの1年です。
先生方も通年を通して大忙しのため、イベントは直前に案内があることもちらほら(笑)
特に民族衣装のドレスコードを当日の1週間前にアナウンスされたときは焦りましたが、多民族国家のシンガポールならではの文化に触れることができ、可愛い子どもの写真を後で見返すととても幸せな気持ちになります。
ここにご紹介したイベントはあくまで息子の通う幼稚園のものであり、園によってもお祝い事は異なる可能性がありますが、シンガポールにいる間にしかできない経験を幼少期に積めるというのはとてもありがたいことだと思います。
皆様も、ぜひシンガポールでの貴重な子育ての期間を楽しんでくださいね!
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