シンガポールに来たら頼んでみたいコーヒー「コピ」完全ガイド
こんにちは。
リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。
季節を問わず、一日のスタートを切りたいときや、午後のリフレッシュタイムに欠かせないコーヒー。
実は来月10月1日は「国際コーヒーの日」と決められています。
世界でコーヒー生産国1位を誇るブラジルのコーヒー収穫・出荷サイクルの新年度を、コーヒー国際機関が特別にコーヒーの日として定めたものです。
当日はシンガポールの一部のカフェではコーヒー無料などの特別なプロモーションなどが行われることもあり、コーヒー好きの方にはちょっとした嬉しいサプライズです。
さて、シンガポールではコーヒーは昔から「コピ」として老若男女、様々な世代に愛されている飲み物です。
今回はコーヒーの日にちなみ、シンガポールの「コピ」の魅力について迫ります。
【目次】
1.シンガポールとコーヒーの深い関係
2.「コピ」の特徴
3.こんなにたくさん!「コピ」を頼んでみよう!
4.最後に
1.シンガポールとコーヒーの深い関係
「コピ」とは、マレー語で「コーヒー」のことを指します。
シンガポールでコピが飲まれるようになったのは19世紀に遡るそう。
元々は華人の商人たちがインドネシアから持ち込んだと言われています。
また、シンガポールがイギリスに統治されていた頃に外国人家庭に雇われていた華人がコーヒーの技術を習得し、その後コーヒーやお茶菓子を一緒に出すお店「コピティアム」を出すことにより、どんどん広まっていたと言われています。
今でもコピはコピティアムを始めとした伝統的なコーヒーショップやホーカーセンターなどでお手頃なお値段で飲むことができます。
カフェなどで提供されるコーヒーの相場はおよそ一杯5‐6ドルに対して、大体その半額程度で購入することができます。(※2022年9月現在)
2.「コピ」の特徴
現在、コーヒー豆というと大きく分けてアラビカ種とロブスタ種の2種類がありますが、シンガポールの「コピ」のロブスタ種が使われています。
ロブスタ種はアラビカ種と比べると苦味が強いため、豆を焙煎するときにバターや砂糖、そしてマーガリンなどと一緒に焙煎し、豆に甘味をつけて使用されています。
また、淹れ方にも特徴があります。
普段、カフェなどではドリップやフィルター方式が主に採用されていますが、コピは粉末にお湯を混ぜたものを「フランネル」という厚みのあるコットンのフィルターで濾すという淹れ方が一般的です。
3.こんなにたくさん!「コピ」を頼んでみよう!
ここまで、コピの歴史や特徴をご紹介してきましたが、実は「コピ」には沢山の種類があります。
例えばコーヒーショップで「コピ」というと、ブラックコーヒーにコンデンスミルク(加糖練乳)入りのコピが出てきます。
最も定番のメニューの「コピ」、飲んだことのある方も多いのではないでしょうか。
ここでは、コピの様々な種類をご紹介したいと思います。
1.コピ・オー(Kopi O)
コンデンスミルクなしのブラックコーヒーに砂糖を入れたものを指します。オーが付くと全く別物になるのが面白いですよね!
2.コピ・シー(Kopi C)
ブラックコーヒーに砂糖とエバミルク(無糖練乳)が入ったものです。全部入りと覚えておきましょう!
3.コピ・シー・コソン(Kopi C Kosong)
最後のコソンとはマレー語で「ゼロ=なし」という意味です。つまり、ブラックコーヒーとエバミルクのみで、砂糖なしを指します。
4.コピ・オー・コソン(Kopi O Kosong)
こちらはブラックコーヒーのみ、砂糖なしを指します。
5.コピ・ガー・タイ(Kopi gah dai)
ブラックコーヒーにコンデンスミルクを増量したものを指します。
「ガー・タイ」という表現で、「~増し」という意味になります。
どんなドリンクや食べ物でも使える表現になりますので、覚えておくと便利ですね!
6.コピ・シュウ・タイ(Kopi Siew dai)
ブラックコーヒーのコンデンスミルク少なめという意味になります。「siew」が「少なめ」という表現です。
7.コピ・ポック(Kopi pok)
ブラックコーヒーとコンデンスミルクのコピはそのままですが、コーヒーパウダー少なめでお湯が多めのものを頼みたいときに使います。
「Pok」は「薄い」という意味。コーヒーの味を薄めにオーダーしたいときに覚えておくと便利です。
8.コピ・ガウ(Kopi gau)
こちらは反対に濃いめのコーヒーとコンデンスミルクの意味になります。
「gau」が「濃い」という意味で、カフェイン多めで頼みたいときはこちらをオーダーします。
9.コピ・ペン(Kopi peng)
「Peng」で冷たいという意味で、こちらはアイスコピを頼みたいときに使います。
10.コピ・グーヨウ(Kopi gu you)
こちらはブラックコーヒーにコンデンスミルク、そしてバターを追加したもの。
かなり甘さが引き出されて、より濃厚な味になります。
11.コピ・タリク(Kopi tarik)
最後にご紹介するのは、2つの容器を使って何度も高いところから落とすようにコーヒーを淹れ、上下運動とお湯の温度の冷め方でよりなめらかな味が楽しめるとされる方法で淹れたものです。
「Tarik」はマレー語で「引く」という意味で、引く動作に似ていることからこの名前が付けられています。
コンデンスミルクも追加されます。
「コピ」と一言で言ってもこんなに沢山の種類があり、奥が深いですよね!
どれか1つを頼んでみると、つい全制覇してみたくなるほど。
私も以前まずは一般的なコピを試してみましたが、普段飲むコーヒーと比べ、濃厚で甘味のある味わいがクセになりそうでした!
ぜひ皆さまもお気に入りの一杯を見つけてみてくださいね!
最後に
今回はシンガポールのコピとその種類についてお届けしました。
長い間、国民に愛されてきたコピはシンガポールの文化の一つとしても生活の一部として根付いています。
チャイナタウンには、コピの歴史をより深く知ることのできる唯一のコピ博物館「Nanyang Old Coffee」もありますので、気になる方はぜひ行ってみてくださいね。
また、朝早くから営業しているコーヒーショップは常に地元の方々で賑わっています。
コピの歴史や文化を理解した上でコーヒーショップに足を運ぶと、淹れていただく一杯がより美味しく、価値のある一杯に感じられそうですね。
お出かけ中や観光中のほっと一息に、ぜひシンガポールのコピを試してみてくださいね!
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