2025年、AIがもたらす変革について考える

こんにちは。

リーラコーエンシンガポール マーケティング担当の野上です。

最近、私たちの働き方を変えつつある人工知能(AI)。ビジネスレベルだけでなく、日常生活においても話題に上がることが増えてきましたね。

中でも今年2025年1月、リリースされて話題沸騰中の中国発最先端リサーチ&分析プラットフォーム「DeepSeek」や、アメリカのOpenAI社が開発した会話型AI「ChatGPT」などの革新的なソリューションが多くの業務の自動化やデータ分析の高度化、そして新たなアイディアやイノベーションの創出を加速させています。

特に今年2025年はAIの転換期とも言えるのではないでしょうか。

そこで今回は、最近大きく進化を遂げるAI事情から、これらが私たちの日々の生産性向上にどのように貢献しているのか、最新のトレンドや統計を交えながらお届けするとともに、今後の私たちの働き方について考えてまいります。

【目次】
1.2025年のAI市場
2.2025年のAIトレンドとは
3.未来の働き方への展望
4.最後に


1. 2025年のAI市場

2025年初頭の世界のAI市場規模は3,000億USドルを超え、2020年以降、年平均約30%の成長率を維持しています。

大手テクノロジー調査会社の調査によると、2023年の50%から2025年には75%の大企業がAIを主要業務プロセスに活用していることが分かっています。

また、その活用範囲は、ヘルスケア、金融、小売、製造業など、広範なビジネスに使用されていることが分かっています。

以下に多分野で活躍する2つの主要ツールをご紹介します。


新鋭ツール「DeepSeek」

今年1月にリリースされた先出の中国・杭州発の新たなAIツール、「DeepSeek」。

2023年に中国・杭州で梁文鋒氏が設立した企業で、リリース以降、包括的なデータ分析や鋭いインサイトを提供する最先端のプラットフォームとして注目を集めています。

高度な機械学習アルゴリズムを駆使し、大量のデータを処理することが可能です。

他にも、手作業によるデータ入力・クリーニングを最大80%削減し、操作者が意思決定に集中できる環境を作ったり、「ディープラーニング」を活用し、トレンド予測や顧客ニーズの予測を可能にしたり、また専門知識がなくても日常的な言葉で質問を入力すれば、詳細なデータ分析結果を取得することができたりと、低コストで高性能なサービスを利用できると評判のAIツールです。


会話型AIの新時代「ChatGPT」

アメリカOpenAI社のGPTアーキテクチャを基盤として機能する「ChatGPT」。

今や企業・個人向けの両面で不可欠なツールとなり、その高度な言語理解と生成能力で幅広い用途に活用されています。

最近では、これまでよりも複雑な質問の意図を読み取り、長時間の会話でも一貫した応答が可能となっていたり、言語も充実。

多くの企業が多言語サポートを活用しながらグローバルな規模でカスタマーサポートやドキュメント作成を効率化させています。

他にも、シンプルな依頼やQ&Aだけでなく、記事やコンテンツの生成、ブレインストーミング、プログラミングの支援など、多様な用途で活躍中です。

ある企業の内部調査では、従業員の74%が「ChatGPTの導入により、ルーチン業務の自動化で生産性が向上した」と回答しているそう。


2.2025年のAIトレンドとは

2025年に入り、AIはさらに進化し、さまざまな分野でその影響を拡大しています。

その中でも特に注目すべきトレンドとして、「エッジAIの普及」、「AI倫理と規制の強化」、「生成AIのクリエイティブ活用」、そして「AIによるワークライフバランスの向上」が挙げられるでしょう。

以下に詳しく見ていきます。


エッジAIの普及

従来のクラウドサーバーを使用するのではなくスマートフォンやIoTデバイス、ウェアラブル機器などの端末上でAIモデルを直接動作させる技術である「エッジAI(Edge AI)」。

各端末ごとで操作を完結させるため、処理速度が向上し、データのプライバシー保護も強化されています。


AI倫理と規制の強化

最近のAI技術の急速な発展に伴い、各国政府はAIの倫理的かつ責任ある利用を促進するための規制を導入しています。

特に、AIによる意思決定の透明性向上や、バイアス検出の義務化が進められています。


生成AIのクリエイティブ活用

さらに、生成AIの活用がクリエイティブな分野でも広がっています。

AIが自動で絵画を描いたり、音楽を作曲したり、デザインを生み出したりする技術が向上。マーケティングやファッション、建築業界での新たなイノベーションにつながっています。


AIによるワークライフバランスの向上

実はAIはワークライフバランスの向上にも貢献しています。

スケジュール管理ツールやデジタルアシスタント、メンタルヘルスチャットボット等の発展により、業務の効率化やメンタルサポートが実現されつつあり、より健全な働き方を模索する方向へ舵取りが進んでいます。


3. 未来の働き方への展望

上にご紹介してきたAIトレンドや、そのめざましい進化によって、私たちの仕事のあり方も大きく変化しています。

AIによって一部の仕事が自動化される逆も然り、AIの導入が新たな職種の創出につながっています。

例えば多くの企業では、AIを活用することで、単純作業が自動化される一方で、AIがまだできないとされるクリティカルシンキングや複雑な戦略の立案、そしてクリエイティビティを必要とする職種の需要が高まっています。


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また、AIの発展によってリモートワークの普及だけでなくAIによるプロジェクト管理ツールやリアルタイム翻訳機能がグローバルな働き方を促進しており、本来ではなし得なかった多様なチームがスムーズに業務を進められるようになっています。

一方で、激動の現代、AIに頼りきるだけではなく自身の継続的な学習とスキルアップが不可欠にもなっています。

テクノロジーの進化に追いつけるよう、アップスキリングやリスキリングにもより一層注力することが求められます。


4.最後に

今回は、これまでのAIの進化や最新事情、そして私たちの働き方についてお伝えしてまいりました。

技術の進化はまだまだ発展途上。これからもDeepSeekやChatGPTをはじめとする最先端のAI技術は、量子コンピューティング、ロボティクス、人間とAIの協調領域など、新たな分野を切り開いていくでしょう。

企業や個人にとって、AIへの適応はもはや選択肢ではなく、必要不可欠なものとなっています。

AIツールを活用し、継続的な学習に投資し、共生することで、生産性を高め、デジタル時代の競争に打ち勝っていくことができるのではないでしょうか。

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