入国4時間待ち!日本一時帰国体験記(4月28日時点)

こんにちは。

リーラコーエン シンガポールの平林です。

 

シンガポールも久しぶりの大型連休でしたね!

今年は日本のGWとも重なり、多くの方がこのタイミングで日本に一時帰国されたのではないでしょうか。

私も例に漏れず、4月28日に日本へ一時帰国してまいりました。

私自身、今回がコロナ禍で初の国を跨ぐ移動ということもあり、事前の調べものにかなりの時間を費やしたように感じます。

(弊社の一時帰国マニュアル記事もぜひご参照ください)

水際対策の緩和に伴い、入国のハードルはかなり下がったものの、正直な感想としては、入国前の準備から到着後のフローが煩雑で、周到な準備が必要だということでした。

そこで今回は私の帰国体験をもとに、2022年4月末時点の最新の一時帰国についてお伝えさせて頂きます。

 

【目次】

1.手配はお早目に!フライトチケット
2.初唾液検査!出国72時間前PCRについて
3.ダウンロード必須!ファストトラックについて
4.日本到着後の様子と事前に知っておきたいポイント
5.日本入国後について

 

1.手配はお早目に!フライトチケット

私も含め、多くの方がこの約2年間、海外への渡航を思いとどまってきたことかと思います。

その反動もあり、3月の国境再開のアナウンスとともに、シンガポールエアラインのサーバーは一時ダウンしたほど!

知人は日本帰国便のチケットを購入するためだけに、サービスセンターで4時間待ったそうです。

また原油価格の高騰により、チケットの値段が上がっておりますので、できるだけ前もってフライトチケットは確保したいところです。

 

2.初唾液検査!出国72時間前PCRについて

フライト日程が確定したら、お次は出国72時間前のPCR検査予約を行います。

日本は唾液検査も可能になりましたので、今回初挑戦してみました!

なお、検査証明書は日本政府指定の「検体採取方法(※)」「検査方法」「検体採取日時」「所定のフォーマット」であることを必ずご確認ください。

※鼻咽頭ぬぐい液(Nasopharyngeal/Rhinopharyngeal)、鼻腔ぬぐい液(Nasal、検査方法に指定あり)、唾液(Saliva)、鼻咽頭ぬぐいと咽頭ぬぐいの混合(Nasopharyngeal and oropharyngeal)のいずれか(2022年4月15日時点)

詳しくはこちらをご確認ください。

また日本入国の際、6歳以下の子どもは陰性証明の提示が必要ないため、今回は大人2名のみ予約を行いました。

予約当日は予約QRコードパスポート番号電話番号フライト情報をチェックし、いざテストへ。

唾液が十分に出ないのでは、と心配でしたが、ほんの数ミリ程度でテスト可能となりますので、10分も経たずに全ての工程が終了しました。

コロナ感染者は回復後もしばらく体内に菌が残るとされており、出国前PCR検査でポジティブだったために帰国ができなかったケースをいくつか耳にしており、結果が来るまではとても不安でしたが、結果は無事にネガティブでした。

テスト結果は6時間~24時間以内にMOHからSMSとメールに通知されます。

 

3.ダウンロード必須!ファストトラックについて

お次はファストトラックについてです。

事前にエアラインからも案内があるかと思うのですが、日本入国時の待ち時間短縮のため、日本人を含むすべての入国者に対して以下の協力が要請されております。

出発前に政府指定のアプリのインストールとスマートフォンの設定を済ませること
日本到着予定時刻の16時間前までに入国検疫ファストトラック(事前検疫手続き)を済ませること

   詳細はこちらをご確認ください 

政府指定のアプリとは「MySOS」(入国者健康居所確認アプリ)と「COCOA」(接触確認アプリ)の2つです。

ファストトラックはMySOSアプリを通じて検疫書面の確認手続きを先に済ませる作業で、日本到着予定時刻の16時間前までの申請が必要となります。

無事に対応が完了すると、画面が緑色の表示になるため分かりやすいかと思います。(黄色表示の場合は登録情報が足りていないため、確認が必要です)

上記対応済みの場合、以下の手続きが不要となるため、各プロセスが早く進むというメリットがあります。

  • 搭乗手続きにおいて、検疫書面の確認が原則不要
  • 入国検疫手続きにおいて、検疫書面の確認が原則不要

ちなみに私は「ファストトラック」というアプリがあるのかと勘違いをしており、必死に探しておりました(笑)※そのようなアプリはありません

 

4.日本到着後の様子と事前に知っておきたいポイント

まず結果からお伝えすると、日本到着後~入国までの時間は4時間半でした!

GW前の木曜夕方成田空港着ということもあり、非常に多くの帰国者で混み合っておりました。

事前に情報収集しておいて良かったポイントはこちらです。

  • トイレは飛行機で済ませておく(到着後は同じ便単位で集団で行動することが多いため、トイレ時間が読めない)
  • 水分は機内のペットボトルを大事に保管する(待ち時間が長く、やたら喉が渇きます。PCR後の待機場所には自動販売機がありました!)
  • クリアファイル、ペンは必ず持参
  • 子どものためのおやつやおもちゃ持参
  • 携帯電話やPCの充電器持参
  • ベビーカーが必要な小さいお子様がいる場合は飛行機から降りたすぐに受け取れるように手配(空港内での移動が多いため)

また入国時のPCR検査は6歳以下の子供も対象となり、我が家の2歳、5歳児も対応しました。

唾液採取に非常に時間を取られ、2歳児は約30分粘った結果唾液がまったく出ず、鼻腔検査へ変更してもらいました。

同時期に帰国した方でも、入国まで2時間で済んだ方もいらっしゃるので、待機時間は空港や到着時刻により大きく異なるのかと思います。 

 

5.日本入国後について

やっと外の世界に出られたのは、日本時間20時20分。

我が家はワクチン未接種のため、7日間の自宅隔離が必要となります。

事前に入国管理局へ問い合わせたところ、到着後24時間以内に隔離先への移動が完了していれば問題なく、24時間以内であれば隔離住所と異なる場所での宿泊も可能とのことでしたので、当日は成田近辺のホテルで一泊しました。

旅の疲れ+待機疲れ+小さな子ども連れだったため、近隣ホテルを予約して正解でした。

なお、到着後24時間以内であれば公共交通機関の使用は可能となりますが、我が家は荷物も多かったためレンタカーで隔離先まで移動しました。

隔離中は毎日の健康状態の報告と1日1~2回のビデオコール(すべてAI)および2回程の位置確認がありました。

3日目以降のPCR陰性検査結果をもって、4日目には早期隔離解放となりました。

 

最後に

今回はシンガポールから日本への一時帰国の事前準備から入国後の様子についてブログにまとめました。

ファストトラックの利用により、恐らく以前よりは入国手続きはしやすくなったものの、特に小さなお子様連れの移動は事前準備が必要だと感じました。

また機内でのマスク着用義務や持ち込み手荷物の規制等については、適時事前にエアラインにもご確認いただければと思います。

本記事が少しでも皆様の安全で快適な旅のお役に立てば幸いです。

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