一時帰国完全マニュアル:日本入国時の注意点と最新情報【2022年2月9日時点】
こんにちは。
リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。
新型コロナウイルスが猛威をふるい、思うように国の移動が出来なくなって約2年。
なかなか帰れないもどかしさが募るばかりですね。
一方で、シンガポールではブースター接種が対象者全員に行き届いており、VTLをはじめ、少しずつ海外への移動もしやすくなってきています。
日本はまだVTLの対象国にはなっていませんが、今年はお子様の春休みなどを機会に久しぶりの一時帰国を計画される方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、日本入国時における2月時点の最新情報と注意点をお届けいたします。
【目次】
1.はじめに、Entry Approval申請について(シンガポールに戻る日が決まっている場合)
2.シンガポール出国前のPCR検査について
3.誓約書への記入について
4.質問表への記入について
5.自宅待機中の7日間のアプリについて
6.空港から待機場所への移動について
7.その他の注意点
8.シンガポールへ戻る際にすること
9.最後に
1.はじめに、Entry Approval申請について(シンガポールに戻る日が決まっている場合)
一時帰国の滞在スケジュールにおいて、あらかじめ日本からシンガポールに戻る日が決まっている場合は、シンガポールへの入国許可申請を行っておきます。
シンガポール入国の2ヶ月前から申請が可能ですので、スケジュールが決まり次第、会社のアドミンご担当者様へご家族分の申請の依頼を行いましょう。
【2022年2月21日追記】2月21日23時59分の入国より、Entry Approval申請が撤廃されました。したがって同プロセスは不要となります。
詳細はこちらをご確認ください。
2.シンガポール出国前のPCR検査について
日本に入国する際には、72時間以内のPCR検査およびその陰性証明書が必須となります。
MOHが定める指定クリニック(一覧はこちら)にて検査を受け、
交付された「Digital PDT Certificate」を紙で印刷したものを必ず携行するようにします。
なお、本陰性証明書には、検査結果、名前、FIN番号、パスポート番号、国籍、生年月日、
PCR検査であることの明記および検体の種類(日本政府が指定している検体でなければなりません)、
採取日および採取した時間、実施したクリニック名、ラボ名、結果判定日、医師の氏名および医籍番号、そしてQRコードが英語で明記されている必要があります。
MOHは、結果および証明書の発行が間に合わなくなる恐れがあるため、検査時間は出発日の38時間前を切らないようにすることとしています。
出発前72時間から38時間前の時間帯のあいだで、余裕を持って検査を行うようにしましょう。
また、検査に行く際には、IDカード(ビザ)、パスポート、そしてフライト時間が明記された航空券のコピーを必ず持参するようにします。
3.誓約書への記入について
空港に到着後は、改めて検疫所にてPCR検査が実施されます(事前予約は不要)。
併せて、「誓約書」を提出します。現地でも記入ができますが、事前に記入したものを持参するとスムーズです。
現在、シンガポールから日本へ到着後の自宅等での待機期間は7日間です。
シンガポール大使館によると、誓約書の内容は、この期間中は公共交通機関を使用しないこと、位置情報を保存および開示すること、
また接触確認アプリを導入することについてとのことです。
この誓約書を提出できない場合、国が指定する施設での待機が必要になります。
また、誓約した内容に違反した場合は、検疫法に基づき停留措置の対象になったり、
日本人の場合は氏名などの情報が公開されるなどの厳しい罰則がありますのでご注意ください。
誓約書についての詳細はこちらをご確認ください。
【2022年2月21日追記】2月20日以降に日本へ入国する場合、空港検疫後、指定施設での3日間待機が必要となりました。
指定施設にて再度検査し、陰性が確認された場合は、指定施設を退所、その後合計7日間、自宅での待機が必要となりました。
詳しくはこちらをご覧ください。
4.質問表への記入について
誓約書と併せて、待機期間中の健康フォローアップのための「質問表」への記入も必要です。
日本にいる間に連絡が取れる本人の電話番号およびメールアドレスを記入します。
こちらもオンラインで事前に記入をすることができます。
記入後にQRコードを作成し、検疫所にてQRコードを提示しましょう。
なお、この健康フォローアップは「入国者健康管理センター」が行うそうです。
質問表の記入と詳細はこちらでご確認いただけます。
5.自宅待機中の7日間のアプリについて
自宅待機中の7日間の間は、位置情報の開示や保存、そして「入国者健康管理センター」担当者との通話が必要となります。
これを実施するために、スマートフォンのアプリのインストールや位置情報設定の変更を行います。
待機中の7日間は毎日、アプリ「MySOS」より体調状態および待機場所の報告を行い、担当者からのビデオ通話に応じます。
また、その後の滞在中は厚生労働省が提供する、陽性者と接触した可能性がある通知を受け取れるアプリ「COCOA」を使用します。
これらのアプリは空港を出る前に、インストールを完了する必要があります。
検疫での手続きの際に、スマートフォンの保持を確認できない場合については、空港でのレンタルが必須となるようですのでご注意ください。
アプリの詳細についてはこちらからご確認ください。
6.空港から待機場所への移動について
空港から自宅などの待機場所への移動手段は、タクシーなどの公共交通機関を使用することができません。
そのため、あらかじめ自家用車やハイヤー、または帰国者専用のバスや鉄道を予約しておく必要があります。
それぞれの予約方法や詳細については、国土交通省から出ているこちらの案内をご参照ください。
7.その他の注意点
空港へ着いてから外へ出られるまでの所要時間は、空港やその時到着する便数および搭乗人数によって異なるようです。
先日、友人が羽田空港を利用した際の所要時間は2時間だったそうですが、中部国際空港を利用した同僚は30-40分、
福岡空港を利用した友人はなんと5時間ほどかかったそうです。
待機場所の周りの飲食店などは閉まっていることが多いようですので、小さなお子様と一緒の場合は、
お子様が退屈しないようなグッズや食べ物、飲み物を携行しておくと安心です。
8.シンガポールへ戻る際にすること
シンガポールへ戻る日が近づくと、帰国の72時間前に指定クリニックにてPCRまたはART検査を行います。
また、同時にICAの「Arrival Card」にオンラインで記入を行い、提出を済ませておきます。
PCRおよびARTの陰性証明書を持って、シンガポールへ戻る準備は完了です。
「Arrival Card」の詳細はこちらからご確認ください。
9.最後に
今回はシンガポールから日本へ入国する際における注意点について、2月現在の情報をお届けしました。
シンガポールを離れる際、または日本での隔離期間中は、しっかりと体調の変化に注意しながらルールを遵守した上で、
久しぶりの家族や友人たちとの再会を楽しみたいですね。
なお、本情報は2022年2月9日現在の情報です。
シンガポール出国時および日本入国時のルールは状況によって随時変更される可能性がありますので、最新情報に注意してください。
皆様にとって、日本で過ごす束の間の時間が幸せなものになりますよう、本情報がご参考になれば幸いです。
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