こんにちは。

リーラコーエンシンガポールのマーケティング担当Lisaです。

 

今日はシンガポールの雇用法について。

オファー(内定)ときには知っておきたい、シンガポールでの雇用条件などについてまとめてみました。

 

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【目次】

1. シンガポールの給与日は○日

2. 導入している企業が多いAWSとは？

3. 政府が指定している休暇・休暇日数・残業条件

 

シンガポールの給与日は○日

給与に関しては、毎月給与期間の7日以内にきちんと支払わなければいけません。

残業代その他については、毎月給与期間の14日以内と指定されています。

 

また支払いについても細かい指定があります。

勤務時間内に、勤務地もしくは両者が了承した場所で払われること。

支払いに関しては銀行口座に直接送金、もしくは小切手。

項目ごとに金額が記載された、給与明細を渡すこと。

 

その他、解雇・契約終了の際にも、給与支払いの期日が決まっています。

 

シンガポールに最低賃金がありませんが、雇用法(Employment Act)によって従業員が守られています。

給与の未払いは、企業側の犯罪と名言されています。

もし、期日以内に給与が払われない際には、企業側を訴えたり、労働組合からの支援を得ることもできます。

 

導入している企業が多いAWSとは？

シンガポールの企業ではAWS(Annual Wage System)を支払う慣習があります。

これは、13ヶ月目の給与が保証される制度で、支払い時期は年末から旧正月前と言われています。

 

AWSは義務ではないため、企業が任意で払うものです。

多くの会社がAWS制度を取り入れているので、

ただ入社して1年未満の従業員に対しては適応されないケースや、勤務した期間で按分支給されるケースもあります。

 

内定時など、一度雇用契約書を読むときには確認しておくと良いでしょう。

 

※ボーナスとの違いについて：

シンガポールではVariable Bonusという制度が適応されて居る企業もあります。

しかしAWSとの違いとしては、会社及び従業員の成績・評価によって支給が左右されるもの。

AWSはあくまで毎年保証されているもの、ボーナスは評価に基づいた支給であることも覚えておいてください。

 

政府が指定している休暇・休暇日数・残業条件

政府指定の休暇・休暇最低日数

・有給(AL, Annual Leave)：

勤務年数によって左右しますが、7日以上が保証されています。

2年目以降は1日ずつ増加し、8年目以降は14日が最低とされています。


・病気休暇(ML, Medical Leave)：最低14日、入院時は最大60日が保証されています。

ただMLに関しては、MC(Medical Certificate, 病院からの診断書)が必要となります。

なお、この病気休暇は、会社に入社してから3ヶ月経ってからの適応になります。

もし、入社後3ヶ月以内に取得した場合は、継続月によって日数が短くなります。

・祝日

もし働かなければいけない場合は、以下の方法で対応しなければいけません。

-　代休

-　もしくは祝日の給与支払い

ちなみにシンガポールの祝日(2021年)は11日。日本と比較すると少ないですよね…

 

また産休休暇の他、シンガポール人国籍の子供が居る際に適応される育休休暇、

父親のための育休休暇、乳幼児を育てるための無給休暇…

様々な休暇が政府によって保証されています。

 

残業条件

・2,600シンガポールドル以下の月給の従業員

・もしくは4,500シンガポールドル以下の月給の作業員・職人(Non Worker)

どちらかの条件に当てはまる場合は、従業員は企業に残業代を請求することができます。

 

残業代は、通常時の時給換算の1.5倍を支払う必要があります。

支払い期日は、給与期間から14日以内とされています。

また、1日12時間働く事が禁止されています。

＊必要によって書類を提出すれば14時間までの延長は可能。

 

その他、勤務時間と休憩時間についても規制があります。

 

最後に

以上、シンガポール雇用条件についてまとめてみました。

雇用法で守られている範囲が、シンガポール人だけはなく、シンガポールで雇用契約を結ぶ人という定義があるので安心ですよね。

 

リーラコーエン シンガポールでは納得の上でご入社いただきたいので、

内定時には承諾前に、キャリアコンサルタントから詳細をご説明させていただきます。

また何か企業側に質問やご要望がある際には、積極的に対応させていただいております。

 

その他なにか気になる点がございましたら、リーラコーエンまでご相談いただく・

もしくはMOM(人材省)の公式サイトでご確認くださいませ。

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