シンガポールで端午節をお祝いしよう!ドラゴンボート・フェスティバルとは
こんにちは。
リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。
皆様は「端午節」と聞くとどのようなお祝いを想像しますか。
日本で「端午の節句」と言うと毎年5月5日にあたり、子どもの成長、特に男の子の健やかな成長を祝う行事を指しますね。
一方で、中国ではこの日は別名「ドラゴンボート・フェスティバル」と呼ばれる祝祭日となり、日本とは少し異なるお祝いをします。
また、太陰暦の5月5日にあたるため、その日は毎年異なり、2024年のドラゴンボート・フェスティバルは今週6月10日でした。
ここシンガポールでも、ドラゴンボート・フェスティバルの期間、特に前後の週末には様々な催しが行われます。
さてこのドラゴンボート・フェスティバル、一体どのようなお祭りなのでしょうか。
今回は、中国発祥の祝祭日でシンガポールでも祝われている「ドラゴンボート・フェスティバル」について詳しくお届けいたします。
【目次】
1.ドラゴンボート・フェスティバルとは?起源と歴史
2.シンガポールのドラゴンボート・フェスティバルの慣習:ドラゴンボート・レース
3.シンガポールのドラゴンボート・フェスティバルの慣習:ちまき(粽、Zhong zi))
4.家族でドラゴンボート・フェスティバルを楽しもう!
5.最後に
1.ドラゴンボート・フェスティバルとは?起源と歴史
端午の節句、別名「ドラゴンボート・フェスティバル」は、中国の戦国時代、楚の政治家かつ詩人の「屈原(Qu Yuan)」の供養祭が起源になったと言われています。
中国戦国時代に語り継がれた伝説によると、屈原は政治的な理由で追放された後、楚の未来を憂いながら美洛江で溺死してしまったとか。
その川には人食い魚が住んでおり、村人たちは彼の亡骸を食べられないようにするため気をそらそうと大きな太鼓を叩いたり、船のオールで水辺を勢い良く叩きながらちまきを投げ入れて気を引いたそう。
諸説ありますが、これらの行いが、現代のドラゴンボートレースや粽を食べる伝統へと発展したと言われています。
現代では、この祝祭を通して無病息災を願う行事へと主旨が変化しています。
日本にもやがてこの伝説が伝わり、少しずつ変化をしていったのちに今の「端午の節句」の祝い方が定着したようです。
ちまきを食べる習慣は同じですね!
2. シンガポールのドラゴンボート・フェスティバルの慣習:ドラゴンボート・レース
さて、ドラゴンボート・フェスティバルはここシンガポールでもイベント行事として祝われます。
特にベドック貯水池やカラン・リバー、そしてマリーナベイは、ドラゴンボートのレースの人気会場となっているそう。
精鋭のメンバーで構成された1つ1つのチームが力とチームワークを競い合うレースは必見です。
船をオールで漕ぐパドラー、操舵手、そして太鼓を打ち鳴らすドラマーがシンクロしながらレースを競います。
3. シンガポールのドラゴンボート・フェスティバルの慣習:ちまき(粽、Zhong zi))
日本でも端午の節句にはちまきを食べる慣習がありますが、まさにそれと同様、ドラゴンボート・フェスティバルのもう一つの慣習は、「粽子(Zhong zi)」と呼ばれるちまきを食べることです。
中国やシンガポールのちまきも日本のものと似ており、竹やバナナの葉で包まれたもち米と具(豚肉、豆、栗、干しエビなど)が入ったものです。
この時期には街中の様々な飲食店でも手軽に買うことができます。
また、ちまきの具も最近では様々。
個性豊かなちまきが愛されています。
シンガポールでは、以下のようなちまきが一般的です。
「Hokkien Bak Chang:ホッケン・バクチャン」:
豚肉をマリネしたものやキノコ、栗、塩漬け卵などが入った香ばしい餡が特徴です。
「広東風ちまき」:
緑豆、ソーセージ、干しエビなどが入っています。
ほんのり甘い独特の風味があるのが特徴。
「ニョニャちまき」:
中華料理とマレー料理が融合した特別なプラナカン・バージョンのちまきです。
バタフライピーの花を使って青く染めた青いごはんが特徴です。
豚ひき肉や砂糖漬けの冬瓜、コリアンダーシードやケンキュールなどの香ばしいスパイスもふんだんに使われています。
4. 家族でドラゴンボート・フェスティバルを楽しもう!
ドラゴンボート・フェスティバルはボートレースやちまきだけでなく、家族で楽しめるアクティビティを通してその文化的な魅力をお家で楽しむこともできます。
例えば折り紙でのちまきづくり、甘いデザートちまきを手作りするなどが有名です。
弊社のローカルスタッフがおすすめする、ご自宅でのアクティビティを2つご紹介いたします。
ちまき紐飾り
まずは折り紙や画用紙でちまきをモチーフにした紐飾りを作ってみましょう。
以下の材料を用意します。
材料: 緑のおりがみまたは画用紙、ひも、はさみ
作り方:
1. 緑のおりがみを細長く切る。
2. それぞれの切った細長い帯を、少しずつ小さな三角形に繰り返し折っていく。
3. 紙を広げ、三角形の線に沿って立体的な三角になるよう折っていく。
4. 繰り返し降り終わったら最後の端を内側に折り込む。
5. 折った三角(ちまき)にひもを内側から通し、結び目を作って動かないように固定する。
6.残りの帯でも同じことを繰り返し、ひもでつないで、ちまきの飾り紐を作る。
「ニョニャちまき」作り
先ほどもご紹介したニョニャちまきは、シンガポール、マレーシア、インドネシアなどの東南アジアで見られるユニークなちまきです。
独特の甘い風味が特徴で、ぜひ一度お店で売っているものも食べてみたいところですが、自宅で作って食べてみるのも楽しいかと思います。
主なレシピは以下の通りです。
材料:
o もち米 400g
o 塩 小さじ1
o バタフライピーで青く染めたもち米 100グラム
o 干しシイタケ(浸して刻む)8枚程度
o 豚バラと肩ロースのミックス(さいの目切り)500グラム
o 砂糖漬けの冬瓜(みじん切り)100グラム
o 油 大さじ3
o ネギ(みじん切り) 6個
o ニンニク 5片(みじん切り)
o コリアンダーパウダー 大さじ5
o ガランガル(ケンキュール) 20g
o 醤油 大さじ4
o 砂糖 大さじ1
o 包むための笹またはバナナの葉
o ひも
作り方:
1. フィリングの準備をする: ネギとニンニクを油で香りが出るまで炒める。
ケンクール、コリアンダーパウダー、豚肉を加える。豚肉の色が変わるまで炒める。
その後、マッシュルーム、冬瓜、醤油、砂糖を加える。
よく混ざって風味がよくなるまで煮る。
2. ちまきを包む: 笹の葉がしなびるまで水に浸しておく。
葉を2枚取り、円錐形にする。
青い米、豚肉、白いもち米の順に詰める。
葉を折ってちまきを密封し、キッチンひもで結ぶ。
3. ちまきを茹でる:45分から3時間程度、頃合いを見ながら茹でる。
食べる前に冷ましておく。
5. 最後に
今回は、ドラゴンボート・フェスティバル、そしてシンガポールでの祝い方について詳しくお届けしました。
シンガポールにいる間に、迫力のあるレース観戦に参加するも良し、さまざまなちまきを食べ歩くのも良し、家族で楽しむも良し。
様々な祝い方を通して、当地の賑やかな文化に触れることで、様々な祝日がより身近に感じられると良いですね!
また来年も、皆様にとって楽しいドラゴンボート・フェスティバルとなりますよう、本ブログがご参考になれば幸いです。
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