シンガポール出張時におすすめのホテルチェーン3選

こんにちは! リーラコーエン シンガポール リサーチャーのShihoです。

コロナ禍が過ぎてから、当地を訪れる外国人数も回復基調にあるシンガポール。

こちらにお住まいの皆様も、国外から来た親族・友人・知人をアテンドする機会が度々あるのではないでしょうか。

世界金融の要所であり、空のハブであるチャンギ空港を有し、観光都市としても人気のある当地に訪れる人々は、今後より増えていくものと思われます。
 

シンガポールに訪問予定の知り合いによく聞かれるのが「どこのホテルがおすすめ?」という質問なのですが、当地の宿泊費の高さも相まって答えに窮してしまいます。

大枚をはたけばゴージャスなホテルはいくらでもありますが、コスパの良さもしっかり求めたいところ。

今回はそんな困り事に向き合うべく、シンガポールのホテル事情についてお届けしてまいります!

※本記事の情報は、2024年5月時点での情報です


【目次】
1.回復するシンガポールのホテル業界
2.出張におすすめのホテルチェーン3選
3.最後に


1. 回復するシンガポールのホテル業界

2024年3月、シンガポールに入国した外国人の数は前年同月比 45%増の 148 万514 人でした。

人気歌手テイラー・スウィフトの当地公演が後押しした形だと言われていますが、コロナ禍以降の最高水準を記録しています。

それに伴いホテル価格もじわじわと上昇。

シンガポール政府観光局(STB)が発表した最新の観光統計によると、2024年3月のホテルの平均客室単価は301シンガポールドル(以降、SGD)でした。

前年同月比で14.3%上昇と、コロナ禍明けの回復が本格化していることが伺えます。
 

近年でもパン・パシフィック・オーチャード、モンドリアン・シンガポール・ダクストン、アーティゼン・シンガポール、ザ・シンガポール・エディションなどのラグジュアリー・ホテルが続々開業し、2023年にはホテル業界全体で3,210の客室が新規オープンしています。

観光業にも力を入れる当地への投資的側面が垣間見えます。

 


2.出張時におすすめのホテルチェーン3選

先に挙げたホテル価格の統計、これをセグメント別で見るとエコノミーが161SGD、中級が226SGD、上級が325SGD、高級は667SGDでした(いずれも一泊の価格)。

出張で来られることを想定した場合、中級~高級あたりが対象になるのではないかと思います。

今回はそのゾーンに絞りながら、Value For Money、つまりお値段に対してお得感のあるホテルをお伝えします!


1) Holiday Inn

イギリスを本拠地とするインターコンチネンタルホテルズグループのもつビジネスホテルチェーンであるホリデイインは、シンガポールにホリデイインブランドを2タイプ展開しています(Holiday Inn、Holiday Inn Express)。

この記事を書いている2024年5月現在、HolidayInn3拠点、 Holiday Inn Expressは5拠点あり、それぞれの最低価格の平均単価は265SGD、229SGDと若干Holiday Innのほうがお高めですが、さほど大きな違いはないと言えます。

Holiday Innの魅力はその拠点数の多さと立地の良さです。

部屋は伝統的なビジネスホテルの造りと変わりなく、どの拠点も均一してハイスタンダードなプライベート空間が保証されている安心感があります。

またインターコンチネンタルグループは世界に約6,000近くものホテルを展開する大手ホテルグループなので、海外出張の多い方にとっては会員になっておいて損はないでしょう!

Holiday Inn



2) Citadines


シンガポール発のホテルグループAscott擁するシタディーンは、サービスアパートメントとしても使えるホテルです。

中~長期滞在する単身者向けで、シンガポール国内で7拠点展開しています。

7拠点中、以下の4拠点はよりサービスアパートメント色が濃くなっています。

Citadines Balestier Singapore
Citadines Fusionopolis Singapore
Citadines Raffles Place Singapore
Citadines Rochor Singapore

室内にはミニキッチンが設えられ、コーヒーマシンや電気ケトルに加え、調理用コンロや電子レンジやカトラリー類など、希望すれば炊飯器も設置してもらえるそう。

装備は部屋によるところも大きいので、予約時にはしっかり確認しましょう。

価格は、Studioタイプで一泊200SGD程度。

Citadines 

 

3) YOTEL

2000年代に入ってイギリスで設立された比較的新しいホテルグループのヨーテルは、シンガポール国内には2拠点、オーチャードとチャンギ空港にあります。

内装は非常にモダンで、近未来を感じさせる造りで、テクノロジーをサービスや客室内にふんだんに盛り込むことで差別化を図っています。

例えばフロントデスクは従来の有人カウンターではなくセルフ方式、部屋にアメニティを届けてくれるのはロボット、客室内ベッドはボタン一つで好きな角度にリクライニングできるようになっており、様々な工夫を随所に感じます。

また室内の窓面積を大きく、部屋の上部にベッドを設置する設計など、小さな空間を最大限利用する努力が施されています。

チャンギ空港併設の拠点は、YOTEL Airブランドでの展開。こちらもコンパクトながら機能的な造りです。

最もコンパクトな部屋でも一泊170SGD前後。コスパが高めです!

YOTEL Singapore
 


3.最後に



宿泊価格がお高め、また客室スペースも限られていることの多いシンガポールのビジネスホテル。

選択肢は数多あれど、自分のお気に入りを見つけるのは至難の業です。

今回は私の主観でおすすめをお届けしていますが、読者の皆さんもトライ&エラーを繰り返しながら、ぜひご自分のベストを探してみてください。

この記事が、そのきっかけの一助となれば幸いです。

 

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